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第14話「決裂」

数日後、StormF1チームのファクトリー。

いつも通り、亮と大輝はファクトリーに出勤していた。



「ん〜、このパーツちょっと作り過ぎじゃないか…?もう少しここ削ればコストも減らせそうだが…」


その時、廊下の方から急ぐ足音が聞こえてきた。


ガチャン!!!

勢いよくドアが開く。


「田邊先輩、これみて…!」

息を切らしながらスマホを出す。


「なんだ?」


そこには

〈田邊飛花、インディーカーシリーズのに転向?〉

「なんだこりゃあ!?」

「こんなこと、飛花言ってましたっけ?」

「言ってないよ、あいつ、メルセデスかフェラーリに乗りたいって言ってた!」

「じゃあ、完全なるデマですかね。一応、飛花にも確認取ってみます」




数十分後、飛花から返信があった。

実際、こんなことを言った覚えはないとのこと。また、今のチームとの契約も2年分結んでおり、他カテゴリーへの転向はあまりありえないものだった。



しかし、ネットの世界の情報の拡散の速さといったら異常だ。


すぐに電話が鳴った。


出ると、相手はスージーだった。

『ニュース見たわよ。あれ本当なの?すでにあのニュースを見て、こっちの幹部はあなたたちとの協業契約を破棄するように言ってきたの。だから、この協業の話はなかったことにして。それじゃあ。』

「…」



終わった…飛花をトップチーム入りさせることで決まったようなものだったのに…


「なんだって。」

「スージーが、契約は破棄で決まったって…」

「…そうか。」


「新しい道を模索しないとだな。大輝。」

「…でも、候補がもうありません。」

「大丈夫、俺に任せとけ。」


田邊には考えがあるようだった。

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