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ビルドアップ 2
代々木にある塾の夏季講習を終え、J R蒲田駅を出て帰宅途中。コンビニの前に屯していた地元の不良達に絡まれたのだった。
ラグビーで鍛え抜かれた父と違い、あかねは母親似の小柄で華奢である。しかも元女子大のミスコン優勝の容姿の母親に似、今の学校でもクール美人キャラで通っている。
そんなあかねは、不良達にとってミシュラン五つ星ほどのご馳走に見えても仕方がなかった。そんな道を帰路に選んだあかねの間違えなのだ。
俺らが悪いんじゃねーぞ、お前が可愛すぎんからだぞ、と口々に言いながらあかねは不良達に拉致られようとしていた。両手を掴まれ、後ろから羽交い締めにされ。両胸を揉まれた時には気を失いそうになった。
通りすがりの誰も助けてくれないのがショックだった。一人の学生風が「やめろよ」と呟くも、不良達のひと睨みで慌てて走り去っていく後ろ姿に、人生の無常を感じた。




