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「顧問の先生が言っていた学校の指導許可? の問題はどうなんだろう」
「大丈夫だって。元Jリーガーで大企業の部長様だよ! 大歓迎さ!」
だから… そうじゃないって…
「頼むよー。そしたらさ、永野サンもトラと一緒にここで毎晩夕飯食べていきなよ。あ、酒は金取るよお」
これ程魅力的なオファーは社会人になって初めてだ。
「分かった。学校次第だけど、引き受けるよ」
カウンター越しに亜弓は健太に抱きついて感謝の意を表す。タバコと香水の混じった匂いに不思議な癒しを感じる。女性の匂いを意識したのはいつ以来だろう、健太はそっと目を閉じ暫しの幸福感に身を委ねる。
そして。明日、御徒町に行ってスパイクやトレーニングウェアを買ってこよう。そう決める。




