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「アタシ? なんでアタシの事? まいっか。うん、アタシ子供ん頃、勉強が嫌いじゃなかったんだよね」
「そうなのか? じゃあ、どうして…」
「どうしてこんな場末で落ちこぼれてんのかって? ケンカ売ってんのか! 親がさ、アタシが小学生の頃に離婚しちゃってさ」
健太の胸がズキュンと痛む。
「そーだよー。親の離婚って子供の心にすっごい傷跡つけんだからねー。そー、そんで、アタシは母親に引き取られて暮らし始めたんだけど。やっぱ、経済力って子供の成長を大きく左右すんだよ。それまで行ってた塾も行けなくなって。母親は一日中仕事に出始めて。夕飯も遅くなって、それも出来合いばっかで。するとさ、親が褒めてくれなくなるんだよね」
「親、が? キミを?」




