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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第1章
58/440

SMF 7


 その能力をトラは持っている。今日の練習での、ミニゲームでの一番の驚きだった。こんな子が部活レベルのサッカーをしている…


 日本代表レベルを知る健太にとって、実に驚きの出来事だったのだ。



 スタミナとスピードを付ければ、数年後には間違いなく年代別代表に選ばれるであろう。そうでなくとも、今後数回の試合をスカウトが見に来ていたら、必ず目をつけるであろう。



 アンタの子供は、それぐらいのポテンシャルがあるんだ。


「ふーん。プロもどきの永野サンが言うなら、そーなのかもね」


「もどきって…」


「でも、どーかなー。アイツ、多分サッカー自体よりも、サッカーを一緒にやってる仲間が好きなんじゃないかな?」



 健太はゴクリと唾を飲み込む。どこまでも深い透察力を示す母親。一体キミは…?



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