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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第1章
42/440

CMF 5


 次に健太は、グランド中央からゴールに向かいコーンを並べさせて、


「ドリブル、シュートまで。右脚左脚、交互で。キーパーも」



 トラを含む経験者六人は流石なモノだった。皆足に吸い付く様なドリブル、狙いすましたシュート。やはりこんな部活レベルでは勿体ない。


 初心者も一人は足が異様に速い。呼び寄せて聞いてみると、学校のリレー代表に選ばれるほどのモノらしい。


 もう一人の初心者はトラに次ぐガタイの良さだが足元のテクニックが弱い、と言うか皆無。だが体幹はしっかりとしており、パワーに満ち溢れている。スタミナも相当ありそうだ。呼び寄せて聞いてみると、学校のマラソン大会では学年一位だそうだ。


 G Kの小谷も俺ほどの上背がある。動きが俊敏でアジリティに富んでいる。キャッチングは滅茶苦茶だが、G Kとしてのポテンシャルは凄いものがある。



 これは……


 九人しかいないが。ちゃんとした指導者がコイツらを鍛え上げたら…


 何人か苦しそうな子が目に入ったので、一旦休憩を入れることにする。



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