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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第6章
405/440

アシスト 2


 健太は忍と呼ばれた中年女性を見返しながら、


「え? 三人?」


「うん。アンタら、どー見ても、親子だし」


「…… ホント?」


「うん。ホント」


「そっか……」



 トラが薄目を開けている事に、健太だけ気づいていないし。



 しばらくの沈黙の後。健太が真顔で二人に、


「オレさ、前の妻との間に、今大学生の息子がいたんだわ」


「ああ、前言ってたな。そんで?」


「そいつにさ。父親らしい事、何一つしてやれなかったんだわ」


「ふーん」


「なあ、人間って、やり直せんのかな…」



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