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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第6章
392/440

x G 2


「そもそもねえ、少年院にいくような生徒をねえ、どうして僕らが指導しなきゃいけないのよ。犯罪者ですよ、奴は。警察官に暴力を振るう様な、人間のクズですよ。ねえ一美ちゅあん」



 テーブルには空のジョッキが六個。中野はすっかり酔っ払った様だ。一美はそっとスマホの録音アプリを立ち上げ、録音を開始する。



「人間のクズ。もー、生まれも育ちも、犯罪者。更生なんて不可能っ そーでしょ、一美ちわーん」


「あの、先生。そろそろお開きにしませんか。それと、サッカー部の件。どうにか活動継続でお願いできないでしょうか?」


「ぬふふふふ。いーよー、別に。その代わりにー わかってるよね、一美ちわわーん」


「何がですか?」


「わかってる、くせに」



 中野はジメッと湿った手を一美の手に乗せる。



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