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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第6章
393/440

x G 3


「わかるでしょお? 大人なんだから」


 一美はニッコリと笑いながら、


「わかりかねます。何でしょうか?」


「朝まで。僕と、付き合って。ね。それで、部活もOK。来月の大会もOK。ね?」


「中野先生。それが聖職者の言動ですか。信じられません!」


 一美は声を張り上げる。


「ハア? そんなこと言っていいのお? じゃあ、サッカー部、活動停止。そうなるよお」



「致し方ありせんね。今の発言は録音させてもらいました。明日、教育委員会に提出しますので。それでは失礼します」


 と言って席を立とうとすると、


「ふざけんじゃねーよ、この行き遅れのババアがっ 調子にのんじゃねーや!」


 と大声を上げ、テーブルをバンと叩く。


「そんなことしてみろ。お前なんか島嶼部に送り込んでやるからな。おい。そのスマホこっちに寄越せ。寄越せって言ってんだろ!」


 そう言って徐に一美にのしかかってくる。



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