374/440
マリーシア 7
安曇は目を細めながら懐からタバコを取り出し、トラに勧めかけて、
「おっと。まだお前、中坊だったか」
トラはニヤリと笑って、
「こないだ、やめたわ」
こないだまで、やってたんかい! あかねはちょっとキレかけながら、
「ダメよ絶対! 二度と吸わないでよ!」
「ウッセーな、分かってるし」
それよりも。あかねはトラの足をさすりながら、
「ねえ、父との約束、って本当は何なのよ?」
トラはソッポ向きながら、
「オメーに言う訳ねーだろ。で。大丈夫か。ケツ揉まれたぐらいで済んだか?」




