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マリーシア 6
なんと酷い刑事なのだろう… あかねは呆然としながら、自分を拉致した不良達を平然と脅し上げる刑事を見上げている。
恐怖に打ち震えている不良達が連行され、現場検証が始まった頃。
「なんか、すっかり助けられちゃったわ。去年、アンタにあんな事したっつーのに」
トラがよろめきながら立ち上がり、そしてその刑事に深く頭を下げる。
「アズミさん。あっざーした。お陰で、コイツを無事に救えました! 」
胡麻塩頭の安曇と呼ばれた、耳が餃子みたいな刑事が、ちょっと照れ臭そうに、
「おいトラ。オマエ、すっかり変わっちまったなあ。一体何があったんだ? って、アレか、その子のお陰ってか、ええ?」
トラは照れながら、
「そんなとこ。オレ、コイツの親父と約束したから」




