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マリーシア 8
あかねは真っ赤になりながら、
「それより… 病院、行かなくちゃ… 来月、大事な試合だよ。早く手当てしないと… 顔も血だらけだよ…」
安曇はタバコをふかしながら、
「救急車呼んどいたから。乗ってけ。お嬢ちゃん、付き添ってやってな」
勿論、とあかねは深く頷く。それから、
「あの、改めまして、助けていただいて本当にありがとうございました。もしちょっとでも遅かったら、トラくんの足、もっと酷いことになっていたと思います…」
安曇は唖然としながら、
「おいおい…… 青春だなあ…… お互いの事を心配して…… トラ、こんないい子、オメーの母ちゃんくらいしかいねえぞ。大事にすんだぞ」
トラは照れた様に微笑み、しっかりと頷いた。
遠くに救急車のサイレンが聞こえてくるー




