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プレイオン 2
「サッカーってさ。楽しいもんじゃん、特に草サッカーとかって。アイツらはさ、そんなサッカーの楽しさを知らねえんだよ。学校の規則に縛られ、家の事情に縛られ。そんな、綺麗な芝生の上ではしゃぎ回った事ねー奴ばっかりなんだよ。だからさ、」
健太は微笑みながら、
「サッカーの本当の楽しさを、知ってもらいたかったんだ。相手があのフロンティア。見たこともない天然芝。アイツら、今日の試合のことは一生忘れないさ」
G K小谷が大きくクリアするフリをして相手のF Wを交わすと、皆は歓喜の雄叫びだ。M F大町がこれまでの試合で一度も試した事のないダブルタッチで相手を抜き去ると、トラは大声でヨッシャーと叫ぶ。
一本目が終わりスコアは0−3だが、皆充実した表情でベンチに戻ってくる。そして自分の成功、失敗を誇らしげに語り合ったものだ。
「しかしアイツら。中一、中二だろ? ありえねえ位うめえなー」
「それな。ミスらしいミス、全くないし」
「パスも超正確だし。笑っちゃうわー」
「「「でも、、、」」」
一人としてその実力差に凹んでいる生徒は、いなかった。




