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プレイオン 1
「ケンタさん。なんか楽しそうに、やってくれちゃってますねえ」
川崎フロンティアU15監督の高月が、苦笑いしながら健太に話しかける。健太は肩を竦めながら、
「いやさ、折角あのフロンティアと試合する機会なんだから、面白い事やってこいって言ったんだよ」
「いやー、笑える。中学の部活と試合するの滅多にないんですけど。珍しい部活ですよね?」
「そうか? オレはこんなガキ指導すんの初めてだから。こんなもんだろ?」
「いやいやいや。普通、部活は試合中笑ったりしませんって。そんな事したら顧問に怒鳴られますって。何あのトップの子、バレリーナ志望なんですか、さっきからクルクル回っては転けて。こっちの選手まで腹抱えてますよ」
高月も腹を抱えながら、穏やかに試合を眺めている。




