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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第5章
325/440

DOGSO


「去年のこともあるし、川崎の奴ら相当キレてますよ。チャンスがあれば、ぶち殺したいって」


「そっか。じゃあ協力してくれるっつーことか?」


「丁度いい場所、貸してくれるって。使ってない倉庫かなんかを」


「いーねー。そこにトラのヤツを誘き寄せて。ぶちのめす!」


「あの女も拐っちゃいましょーよ。そんで、みんなで…」


「いーねー。オレが一番だぞ。わかってんな?」


「勿論っすよ、リューくん。動画もキッチリ撮っておきますよ」


「それな。そんでいつにするよ?」


「アイツら丁度今週の土曜日、川崎で練習試合するって。だからー」


「へー。なんでそんなこと知ってんの?」


「ま、ちょっと、ね。俺の元カノがマネージャーなんすよ。さりげなーく聞いときました」


「よーし、グッジョブ! じゃ、その帰りを狙うか」


「多分、トラの彼女も観に来るって言ってましたからー」


「そっか。じゃ、まずその彼女を拐ってから…」


「トラを呼び出して…」


「すげー、完璧じゃん。マジ今週末、楽しみじゃん!」


「よし。これからその川崎の奴らと会っとくか。そんで参加さしてやるか、なあ」


「それは大喜びで乗っかるっしょ。じゃ、連絡しときますよ」


「おお。そんじゃ行くか」



 黒のワゴン車に乗り込み、男達は川崎に向かって走り出した。



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