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VAR 6
「おーい。みんなー。ギョーム連絡―」
トラが健太からのメッセージを読み、声を張り上げる。
「今週の土曜、川崎フロンティアと練習試合入ったから」
しんと静まり返る。
「十五時に川崎のグランドに集合だってよ。平谷―、遅刻すんなよー。ウチに泊まってからの一緒に行くかー」
「いーっすねー、川崎。うわ、さすが永野コーチのツテ、スゲー」
小谷はゴクリと唾を飲み込み、
「いやいやいや… あの、フロンティアと、試合って…」
「無理無理無理… ボール触れないっしょ…」
「マジで? あのフロンティアと? ないない…」
口々に弱気が噴き出す。キョンでさえ、
「ちょっと、相手強過ぎない? 流石に富士見坂もここまで…」
「だからいーんじゃね? ホントの実力あるとことやっとけばー」
「うん。わかるよそれは。でも、フロンティアって…」
「エリート中のエリートの集まりだろ。無駄だって、やっても…」




