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マルセイユルーレット 2
「それにしても… やはり、疲れが出てきましたか… だいぶ押し込まれてますね…」
「ああ。あと何分だ?」
「10分、です…」
健太は慶王ベンチを見る。想定外の展開にベンチも相当焦っている様子だ。
「キョン。見てごらん。アイツら相当焦っている」
「…… ホントですね… あ、また選手交代… これで5人目ですよ。ますますスタミナに差が出てきちゃう…」
「そうかな。これだけ選手を弄ると、チームとしてマイナス面が出てくるもんだよ」
キョンは真剣な眼差しで、
「それって… 連携、とかですか?」
「うん。向こうは連携からの崩しを諦めて、スピード勝負に出たようだな」
「スピード勝負… マズいっすよ、こっちはもうみんなクタクタですよ!」
「キョン。サッカーでスピードが生きる場面ってどこだい?」
「え… それは… 前方に広大なスペースがある時?」




