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オーバーヘッド 6
亜弓といる時には家庭感溢れる幸せを、一美といる時は俗世から離れた癒しを感じる。正直どちらかと言えば、亜弓と一緒にいる方が健太は幸せなのである。だが、女子慣れしていない健太には、知的クールメガネ美女は眺めているだけで男としての幸せを感じてしまうのだ。
本物のクソ野郎である。
そしてもっとクソなのが… 健太は一美の気持ちに全く気付いていない! こんな女性が自分のような落ちこぼれを相手する筈がない、と信じ込んでいる点である。
よーく考えれば、相手は教師。落ちこぼれ慣れしている上に、熱いハートを持っている。何とかトラ達を勝たせたいと熱く指導する健太は、一美のストライクゾーンど真ん中である事に、一ミリも気付いていないのだ。




