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アーリークロス 8
健太はゆっくりと一美を振り返り。不思議なことに笑顔を、本当に笑顔を一美に送ったのだ。
健太は一美のところに歩いて行き、
「大丈夫。観ていなさい。必ずこのまま勝つから」
この人が言うのなら、間違いない。マネージャー達もその一言を聞いて顔色が変わり、
「大丈夫! あと少し!」
「守って、守り抜いて!」
健太は、イヤイヤと言って、
「違うんだ。ここからあと一点、ウチが取る」
もえとりんりんはハア? 何で? 守り切れば勝ちじゃん、と捲し立てる。
「そう。普通はこのまま守り切りたい。人数も少ないし、守り切ろうと誰もが思う。敵ならならおさ、ね。だから、そこに隙が生まれるーほらみてごらん。相手は全員こっちの陣地に入ってるよね、ゴールキーパーさえ…」
「「「あ…」」」
「そ。ここでまずボールをこっちが確保する、そう、いいぞユーキ。そしてすぐに!」




