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スルーパス 3
「うわー、ゴメンなさいごめんなさい」
「何故そこで謝る…」
「オマエのとーちゃん、苦手だわー」
「あら失敬な。私の大好きな父が苦手なんて」
「いや、フツー苦手だろ」
「知らないわ。私男性とお付き合いするの初めてだし…」
それから駅に着くまで二人は真っ赤な顔で無言だったものだ。
「本当に、ちょっと寄っていかない? 父も母も、あなたと話したがっているの」
「す、すまぬ… また、今度 … 心の準備が…」
「変なの。私はあなたのお母様と何度もお会いして一緒に調理したりしていると言うのに… 仕方ないのね、ではまた機会を改めて」




