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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第4章
226/440

ダイレクト 9


「でもね。ケンタさんの言う通りだったの。何とかチームに戻ってとにかく慣れない敬語使って、先輩やコーチを敬ったの。そしたらさ、相手の態度がガラッと変わったの」


「どんな風に?」


「先輩やコーチがさ、オレを敬ってくれたの。オレをチームの絶対的な中心選手として、敬ってくれるようになったの」


「そうなん、ですか…」


「そう。スペイン行く前は小言ばっか言ってた奴らが、怪我の心配とか体調の心配してくれたり。あと筋トレのアドバイスしてくれたり。飯奢ってくれたり。もう全然扱い変わって。でさ、ある日聞いたの。なんで態度変わったんすかって。そしたら、「オマエが変わったから。俺たちも変わった」って。ああ、コレかーケンタさんの言ってた事って。オレが周囲に敬意を持てば必ずみんなはオレを敬ってくれるー」



「「「「「「「なーるーほーどー」」」」」」」



 気がつくと、全生徒とマネージャーが栂の話に聞き入っていたものだ。



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