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ディレイ 7
一美には三人娘の同伴がちょっと不満だった。だが仕方ない。今健太の目は出来る仕事人の目なのだから。
健太はJ R蒲田駅から電車に乗り、川崎駅で降りる。お洒落な駅ビルのエレベーターで上に上がり、あるオフィスの扉を開く。
「ちょ、ちょっと、ココって…」
「あれ、もえちゃん、知ってるの?」
「そ、そりゃアタシらサッカーファンだから… うわ…」
「ははは。そう言えば三人ともサッカー詳しいもんな」
「て、てかココって… あの…」
三人娘が驚愕で固まっている横で、一美は一人ポカンとしながら室内を見廻し、
「へー、ここが川崎フロンティア、っていう納入業者さんなんですね、なんだか明るくてお洒落ですねー」
「「「納入… 業者あー?」」」
「ええ。だって、ほらそこにお洒落なユニフォームが飾ってあるじゃない。あとポスターもこんなにいっぱい」
「「「ハアー?」」」
「それにしてもここのユニフォームはお洒落ねえ、バレーとは全然違うわ」
「はは、はは… いや先生、ここは…」




