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ゾーンディフェンス 5
「タイショーもよ、ハマ最狂の『切り裂きジャン』って呼ばれてたんだろー ウケる」
トラが既に箸を突きながら突っ込む。
「…… 確かに恥ずかしいな、この年になると。あゆみ、もうよそう…」
「そ、そーしよう」
「さ、食ってけ。トラ、お替り幾らでもしてけや」
「あざーっす」
ジャン大将は去り際に健太の耳元で、そっと親指を立てながら
「で。アンタ、亜弓のコレか?」
「いえ… ただの友人…」
「ふーん。ま、ゆっくりしてってくださいよ」
プイっと背を向けて厨房に戻って行く姿を見届けて、健太は恐る恐る箸を持ち上げる。




