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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第1章
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CB 7


 厨房からチャーハンが出てきてトラの前に置かれると、トラは物も言わずに掻き込み始める。



 そんなトラとママを交互に見比べながら、


「結構若い頃の子なんだ?」


「そうね。アタシが二十歳の時かな。この子が生まれたの」


「で、このトラ君は今…?」


「来月から中三。そこの中学の。よかったねえ、進級できて」


 トラが食べながら無言で頷く。



「この子って、ついこないだまでネンショー入ってたからさ。もう一回、中二やるかと思ってたわー」


「ネンショーって… 少年院? え、何で?」


「ケンカ」


 口にチャーハンをいっぱいに入れたまま、ボソッと答える。


「そ、そっか。ま、でも、進級できて良かったな」


 なんて月並みな言葉をかけながら、健太は誤魔化すようにグラスを口にする。


 成る程、どうりで喧嘩慣れしているものだ。四人相手にも全く怯まずに、相手のリーダー格を最初に倒し残りのヤツの動揺を誘い…



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