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CB 6
石鹸で皮膚がすり減るほど顔を洗い、カウンターに戻ると二人の女が大笑いしている。
「アンタ、大変だったねえ」
「トラちゃんがたまたま通りかかって、ホント良かったねえ」
健太は曖昧に顔を歪ませ、
「ビール、頂戴」
と絞り出す様に呟く。
出された瓶ビールをコップに注ぎ、ママのコップにも注ぎながら、
「ママって、トラ君のお姉さんかな?」
二人の女は顔を見合わせ、プッと吹き出す。
「そんなこと言ったって安くならないからねー」
「そーそー。トラちゃんは、ママの大事な大事な、息子。ですから!」
思わず健太はコップを落としそうになる。
「そう、なのか?」
と隣のトラにふると、
「まーな」
小さくない衝撃を健太は受ける。いや、どう見ても母親って、あり得ない…




