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CB 5
モデル? 芸能人? 健太の頭にはてなマークが点滅していると、
「で? お客様、でいーのかな?」
トラはカウンターにドサリと座り込み、
「んな感じ。俺、チャーハンとラーメン」
「あっそ。じゃあ、いらっしゃーい、どうぞそちら、座って座ってー」
と健太にニッコリと笑いかける。
気怠そうだった中年の女性も営業モードとなり、お絞りを持ってきて、
「今晩はー、ここ初めてですよねえ?」
健太はトラをチラリと見ながら軽く頷く。
「でもホント珍しい、と言うか、初めてじゃない? トラちゃんがお客さんを連れてくるなんて、ねえママ」
何と… 若い方の女がママなのか。健太は唖然とする。
「そーだねえ。一体どんな風の吹き回しなんだい、トラ?」
そう言いながらママがカウンター越しに身を乗り出して健太の顔に近づく。健太は顔が一瞬にして赤らむのを感じる。
「てか。アンタ、臭い。洗面所で、顔洗ってきたら?」




