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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第2章
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アイソレーション 7


 あのお節介な高橋健太は何と言うだろう。こんな若くて綺麗な女を連れて行ったら。クイーンは何て言うだろう。テメエにはもったいねえ、と笑われるだろうな。



 でも。


 どんなに笑われてもいい。


 どんなに貶されてもいい。


 このソメイヨシノの花の色の様な


 この人を側で感じていたい。


 どん底だった俺の煤けた魂を


 優しく彩ってくれる


 この人の側に俺は居たい



「よし。行こう。リーグ戦勝ち上がったら、クイーンの店で祝杯あげよう!」



「約束、だよ、、、」



 亜弓は震える小指を健太に差し出す。


 健太も同じ様に震える小指をそっと差し出す。



 その指と指が絡まる頃、真っ赤な夕陽が静かに多摩川の向こう側に沈んでいった。




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