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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第3章
145/440

ハイプレス 1


 茅野のヤロー。ぜってー許さねえ。


 麻布のグランドに着いたら、


「すんません、腹痛くなって…」


 って言って、一人で帰りやがった。



 日が沈みかけた慶王大学麻布グランドでは、百人近い選手が練習に励んでいる。その人数にまず圧倒されたのだが、しばらく見ているとその練習の質の高さに、トラは口が顎から外れるほど驚くのであった。


 指導者は何人いるのだろう、少なくみても五人はいる。それぞれがグループに分かれ、そのレベルに応じた練習を効率よくこなしている。


 選手たちもキビキビした動作で練習をこなし、それは蒲田南中のそれとは全く別のスポーツを見ているかの様である。



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