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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第2章
136/440

ハーフスペース 6


「ちなみに、トラくん…」


 下級生がクスクス笑い出す。


「アレさえなければ、トレセン入ってたんだよねー」


「おいおい。それを言うんじゃないよ。本人も深く反省してんだから」



 アレのきっかけとなった、岡谷が泣きそうな顔になり、


「ほんっとすんませんっした… 俺のためにトラくん…」


 トラはニッコリ笑いながら立ち上がり、岡谷の頭をクチャクチャにしながら、


「気にすんな。よーし。じゃ今からバラけるか。オレと茅野が慶王な。…須坂、練習場所知ってっか?」


「ちょっと待って。」



 あかねはクラスメートに連絡を取る。すぐに既読が付き、何回かやりとりした後、


「うん、わかった。ウチの大学の敷地内らしいわ。麻布の慶王大グランドだって」


「よっしゃ。見に行くぞ茅野。オマエ、ググって場所調べろ」


「ウイーっす。行きますか」



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