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CB 3
二人は無言のまま第一京浜、即ち国道15号を蒲田方面に向かう。こんな時間でも多くのトラックでかなりの混雑だ。この先の和風ファミレスに行くのだろうか。だが京急電鉄の雑色駅前を左折し、男は最初の角にある「あゆみ」という看板がかかったスナックに入った。
どう見ても未成年の少年がスナック? 健太は怪しさを感じつつも、店のドアに貼ってあるカード使用O Kのシールを見てホッとする。何しろ現金を持ち合わせていない、この数週間。
店内は昭和感溢れる懐かしい雰囲気だ。壁にはサイン入り演歌歌手のポスター、カウンター席の他にソファー席が三卓程。どれも使い込まれてボロボロだ。カウンターの奥にはキープボトルのウイスキーやら焼酎が所狭しと並んでいる。
誰も客はおらず、カウンターに気怠そうな太り気味の中年の女が座っており、その奥には細くて背の高い若い女がグラスを磨いている。




