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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第2章
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オーバーラップ 2


 須坂はトラの目をじっと見つめる。


「多分だけど。よく知んねーけど。その頃の顔になってんじゃねーの、今は?」



 須坂は振り返って健太を見つめる。健太は須坂の目をしっかりと見据える。


 そして、軽く顔を降り、


「そんな急に… 変わる訳が無い」


 と言って、あかねを促し


「さあ帰ろう。それと… 君がトラくんかな?」


「そーだけど」


「その節は娘を救って頂き、本当に感謝しています。ありがとう」


 と言って深々と頭を下げた。



「そんなのどーでもいーけど。一つ訂正してくんねーかな」


「何を?」


「人間のクズ。俺のこと言われてるみたいで、気にくわねーんだよ」


「別に君のことを言った訳で…」


「人にクズなんて言っていい人間、いねーんだよ! たとえ神様でも」



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