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復活の艦隊 太平洋戦記  作者: 柊遊馬


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82/101

第82話、南洋部隊の進撃


 MO作戦――別名、モ号作戦。その主な内容は、ポートモレスビーを攻略する作戦である。


 南洋部隊によるラエ、サラモアの攻略。その次の目標が、ソロモン諸島にあるツラギ島と、ニューギニアのポートモレスビーであった。


 本来は、ラエ、サラモアの攻略の勢いに乗って翌月の4月に攻略を行う予定であった。


 が、アメリカの空母機動部隊――『レキシントン』『ヨークタウン』航空隊による襲撃で、攻略部隊の船舶に大きな被害が出たため、作戦の実施が延期されることとなった。


 その間、南洋部隊は空母の増強を求め、当初は、座礁による修理で復旧した『加賀』が当てられる予定となった。


 だが、まだ不足しているとして第二航空戦隊の派遣を要望するも、連合艦隊司令部はそれを受け入れず、さらに『加賀』ではなく第五航空戦隊の派遣を決めた。


 かくて5月、陸軍と協力の上、ニューギニア島のポートモレスビーへの奇襲、そして占領のための作戦が決行された。


 なお、ソロモン諸島のツラギ島に水上機基地を置いて珊瑚海の警戒を行う作戦も同時に実施された。



●日本海軍MO作戦参加兵力


○MO機動部隊:指揮官、高木 武雄中将


 主隊:第五戦隊 :重巡「妙高」「羽黒」

    第七駆逐隊:「曙」「潮」


 航空部隊:第五航空戦隊:空母「瑞鶴」「翔鶴」

      第二十七駆逐隊:「有明」「夕暮」「白露」「時雨」


 補給部隊:給油船「東邦丸」


○MO攻略部隊:指揮官、五藤 存知少将


 MO主隊:第六戦隊:重巡「青葉」「衣笠」「古鷹」「加古」

      空母:「祥鳳」

      駆逐艦:「漣」


 援護部隊:第十八戦隊:軽巡「天龍」「龍田」

      特設水上機母艦「神川丸」「聖川丸」

      特設砲艦:「日海丸」「京城丸」「勝泳丸」

      特設掃海艇2


 ポートモレスビー攻略部隊


  第六水雷戦隊:軽巡「夕張」

  駆逐艦:「追風」「疾風」「朝凪」「睦月」「如月」「望月」

  敷設艦:「津軽」

  ・第二十号掃海艇

 

  海軍輸送船:「最上川丸」「長和丸」「五陽丸」「秋葉丸」「昭花丸」

  陸軍輸送船:「浅香山丸」「ちゃいな丸」「水戸丸」松江丸」「大福丸」

       :「日比丸」


○ツラギ攻略部隊:指揮官、志摩 清英少将


  敷設艦:「沖島」

  駆逐艦:「菊月」「夕月」

  輸送船:「高栄丸」「吾妻丸」

  掃海艇:「第一掃海特務艇」「第二掃海特務艇」

     :「羽衣丸」「第二能代丸」「玉丸」

  特務駆潜艇:「第三利丸」「第一玉丸」


○基地航空隊:指揮官、第十一航空艦隊、塚原 二四三中将


 第五空襲部隊

 ・第二十五航空戦隊

  第四航空隊

  台南海軍航空隊

  横浜海軍航空隊

 ・元山海軍航空隊



○陽動部隊(特破第一戦闘群)

 空母  :「白鷹」「天鷹」

 重巡洋艦:「戸隠」

 軽巡洋艦:「玖珠」「水無瀬」

 駆逐艦 :「東雲」「狭霧」「(こがらし)」「霧凪」

     :「紅霞」「夕霞」「白月」




 まず口火を切ったのは、陽動部隊である特破第一戦闘群であった。米豪軍の目を引きつけるため、ハワイとブリスベンの通商ルート上にある重要な島ニューカレドニアに空襲を仕掛けた。


 空母『白鷹』、再生改修によって空母となった貨客船『リパブリック』――『天鷹』からそれぞれ15機前後の小規模攻撃隊が、ニューカレドニア島北部で建造中のコウマック飛行場を爆撃した。


 ニューカレドニア島は、フランス領ではあるが、自由フランス側についたため、連合軍が拠点化を進め、アメリカ軍が飛行場を設置。またこの島にあるヌーメアの港は重要な補給拠点として活用されていた。


 そのお膝元への日本軍機の襲撃は、同地のアメリカ軍を大いに動揺させた。これまでの特破隊の通商破壊で、基地資材などが滞りがちだったために、ニューカレドニア各所に作られている飛行場の建設に遅れが出ていて、空襲に対する防御能力は低かった。


 これにはこの地方の米豪軍の注意を引くに充分……。そう考え、本命であるMO作戦を進めた南洋部隊は、まず珊瑚海を見張る前哨拠点の確保として、ツラギ島への攻撃、上陸作戦を開始した。

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― 新着の感想 ―
どちらかというとインド洋での戦闘については、同盟国のドイツとイタリアからの要請に仕方なく応えるという印象だったので、やっぱりこの太平洋を巡る戦闘が本命って感じですね(笑)
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