表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染みの彼女が僕を殺しにやってくる!  作者: ぱんだ祭り
「本物」のツインテール編wwwwwwwwwwwwww
PR
87/204

第87話「本物」の占い師wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

「おまえたちwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwそのニャンパスなムードはなんだ?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww教室でセックスをしてはいけないんだぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwこれは差身不可侵条約以前の問題wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 わけの分からないことを喚きながら沙織は僕の教室にやってきたんだけど、沙織は天使が持っているタロットカードに気がつくとめずらしそうにじっと見つめた。


「ツインテールwwwwwwwwwそれはタロットカードか?wwwwwwwwwwwwwwwwwww」


「そう、タロット」


「うっひひひひぃhxひxhxwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwおもしろそうなものを持っているなwwwwwwwwwwwwwwwwwツインテールよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww私を占ってくれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 しかし、沙織がそう言っても、天使はそれを頑なに受け入れようとせず、無表情でじっと沙織を見上げていた。


「止めた方が良い。タロットは危険」


「大丈夫だwwwwwwwwwwwwwwwwwwどんな結果になってもツインテールに罪はないwwwwwwwwwwwwwwww後のことは心配せずにツインテールは占えば良いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織が何とか天使に占ってもらうとしていると、若菜ちゃんが僕のクラスに駆け込んできた。


「のわああああああああああああああああああああああっ!!!早く沙織の家の射撃場でミニミの練習しようよ!リア充の襲撃に備えないと!!!!」


 ああ?「沙織の家の射撃場」ってなに?そんなもの本当にあるの?

 あの豪邸に隅から隅まで行ったことないんだけど、そんな凶悪な場所があるなんて聞いたことないよ。

 というかさ、あるとしたら一体何のためにそんなもの作っちゃってるのかな!!!!!!


「あれ?それ知ってるよ。タロット占いのカードだよ。ツインテールは占いが好きなの?若菜のことも占って!」


 だがしかし、やはり天使はそれを無言で拒否した。

 天使は無表情ではあったが、その意志の強さは何となく見て取れるようであった。


「それはできない。みんなタロットの恐ろしさを知らない…」


 絶対的な拒絶。変わらぬ心。狷介孤高(けんかいここう)

 それは天使の心の中の世界で決められた律法のように思えた。

 どういうことなのかはわからないが、天使の中では最重要なルールなのだろう。


 そこからまた今朝の「僕の家崩壊からの登校」の時みたいに「本物」のガールズトークが始まった。

 沙織と若菜ちゃんが天使にタロット占いをやってもらおうと必死の交渉が始まったんだけど、それをまともに聞くと僕の精神が崩壊するので聞いてるふりして嵐が過ぎ去るのを待った。


 おまえたちさ…一言も僕に謝ってないんだけどさ…

 もう僕の家を破壊したことなんて忘れてるのかな…

 家を失うとかなり辛いんだよ…

 頼むよ…謝らなくていいから今日くらいは僕を追い詰めないでくれよ…


 それからどれくらい時間が過ぎただろうか?

 外は徐々に日が暮れ始め赤く染まり、どことなく神秘的な雰囲気になってきた。

 天使がタロット占いをすることになったのだが、1つ天使から条件が出た。

 それは「何が起こっても自己責任で」というものであった。

 まあ、占いなんだから全部が当たるとは思えないし、良くない結果が出るときもあるだろう。

 どんな結果になっても天使を責めるのは可哀想だ。

 そうなっても沙織と若菜ちゃんが無理に天使に頼んだんだから当たり前だよな。

 

「のわああああああああああああああああっ!!!!じゃあ最初に私を占って!」


 若菜ちゃんは天使の席の前に向かい合うようにして座ると、天使は慣れた手つきでタロットカードをキリ始めた。

 

「何を占うの?」


 天使はキリ終わったカードを手に無表情で若菜ちゃんを見ると、いつも通り小さな声でつぶやいた。


「今日ブレスレットを学校でなくしたんだけど、どこにあるのか占って!」


 若菜ちゃんは何にも考えてなさそうな良い笑顔で笑っていた。


 若菜ちゃん…そういうのって占いじゃなくって先生に言った方が良いんじゃないのかなあ…

 ついでにいうと、今日移動した場所をくまなく探した方が見つかると思うんだよね!!!


「わかった」


 天使はそう言うと適当に一枚タロットカードを机に置いた。


「女教皇。音楽室前の廊下の窓を探して」


 天使は机に置かれたカードを見てすぐに、ずいぶんあっさりと若菜ちゃんに答えた。


 ん?!タロット占いって良く分からないけど、もっとたくさんカードを並べるんじゃないんですかね?

 もっと仰々しくあーだこうだ言いながら答えを出すと思ったんだけど、めっちゃ簡単にしかもかなり具体的な答えなんですけど!


「やったー!私探してくるね!」


 若菜ちゃんは跳ね上がって喜び、そのままクラスの外へ走っていった。


 若菜ちゃん、あなた絶対に近い将来悪い人達に騙されるよ。

 そんな簡単に占いを信じちゃって大丈夫なの?!

 素直なのは良いことだけど、なんだかめっちゃ心配になってくるんですけど!!!


 少しすると物凄い勢いで若菜ちゃんは息を切らしながら帰ってきたんだけど、物凄く興奮した様子で喜んでいた。


「凄い!凄い!占い当たったよ!窓の所に置いてあった!」


 天使の手を握りながら大はしゃぎする若菜ちゃん。

 無表情のままガクンガクンと揺れる天使。


「良かった」


 天使は揺れながらそう小さな声でつぶやいた。


 あれ?本当に当たったのか?

 なんなんだこれは?天使はいともの簡単に的中させた。

 たまたまなんだろうか?

 これは天使の隠された力の片鱗だというのか?


「ツインテールの占いは凄いなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwニャンパス史上最大の奇跡がwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww次は私も占ってくれwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織が天使の前に座ると、再び天使はタロットカードをキリ始めた。


「何を占うの?」


「そうだなwwwwwwwwwwwwwwwww明後日月曜日体育の授業を殺したいんだがどうすればいいんだ?wwwwwwwwwwwwwwwwwww運動をしたくないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwああ殺したい殺したいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


「わかった」


 するとすぐに天使はタロットカードを1枚机の上に置いた。


「戦車。すぐに殺しに来る」


 天使はそう言うと無表情で窓の外を見た。

 僕も他の「本物」達もつられて窓の外を見たんだけど、遠い空の彼方で「ピカッ」と何かが瞬いたかと思うと、それが物凄いスピードで接近し僕達は信じられない程の強い光りに包まれた!


「ニャンパス!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織の目はめっちゃ輝きを増し狂ったようにそう叫んだ。

 そして大きな振動とともに「ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!」と巨大な衝撃音が響き渡る!!!

 それと同時に学校全体が巨大な地震が起きたように揺れ動き、たくさんのガラスが割れる音が聞こえてきた。


「のわあああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!校庭の方で凄い音がしたよ!!!!」


 若菜ちゃんがそう叫ぶと、僕と「本物」達は校庭を見下ろせる場所まで廊下を走った。

 すると校庭いっぱいに巨大な穴が空き、とてつもなく熱を帯びているのか煙のようなものが立ち上っていた。


「学校殺しのタロット占いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww本当に体育の授業が死んだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwツインテールは凄いんだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織は病んだ笑みを浮かべながら校庭を睨みつけていた。


 天使は無表情で校庭を見下ろしていたんだけど、さほど興味がないように見えた。

 透き通った天使のまん丸い目がじっと校庭を見つめている。

 本当に天使は何者なんだ????

 これもタロット占いで予測された未来なのか?

 

 天使はただ静かに何も言わず立っているのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ