第79話「本物」の情報交換wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
その日のお昼休みも3人で仲良くお昼ご飯を食べた。
天使さんは本当におとなしい女の子で、自分から全く何もしゃべることはなかった。
なんというか自分の意志がないみたいな感じで、自我があるのかどうかも疑わしく思えてしまう。
沙織はいつものように騒いでるんだけど、天使さんには完全に慣れているのかおどおどする様子はなかった。
まあ、相変わらず沙織は何だかわからないことを言ってるんだけどね…
どうやらこれから沙織と天使さんで僕のお弁当を作ってきてくれるらしい。
「差身wwwwwwwwwwwwwww私達が作ったお弁当以外を食ったらどうなるかわかってるよな?ああっ?!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
と、沙織に言われた…それは別に構わないんだけど、どうして僕に関することを僕抜きで何でもかんでも決めちゃうんですかね…
それにしても天使さんも悪い子には思えないんだけど、話しかけても反応が薄いというか良く分からない所があるから、これから少しずつ話して天使さんを理解してあげないとな。
その日の帰り、沙織は僕のクラスに来たんだけど、天使さんとではなく僕と一緒に帰ろうとしていた。
何だか妙にわざとらしい様子で「差身と一緒に帰らなくてはwwwwwwwwwwwwww」とか言い出していてちょっと嫌な予感がした。
「じゃあツインテールよwwwwwwwwwwwwwwwまた明日wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織は天使さんに手を振るんだけど、沙織は言葉には出さずに目で天使さんに合図を送っていて、天使さんもそれを受け取ったのか静かに頷いた。
それは良からぬことを前もって打ち合わせているかのようだった。
まったく沙織は気がつかれていないつもりなんだろうけど、もうばればれだよ!!!!
帰り道に天使さんもいなくなったので、色々と沙織に問いただすことにした。
「沙織、今朝、僕の家の玄関の前に魔法陣が描いてあったんだけど沙織がやったのか?あと学校の近くの交通標識に巨大な藁人形をぶら下げたり、僕の下駄箱の中に『悪魔の祭壇』を作ったのも沙織なのか?!」
周りに人がいなくなるのを見計らい、僕にしては強めに沙織に聞くと、沙織は凶悪な病んだ目つきで僕を睨むと狂ったように笑い出した。
「うっひひひひひひひひいwwwwwwwwwwwwwwwww何の話だ?差身wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww私がそんなことしないのはわかってるよな?ん?!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「じゃあ天使さんになにか余計なことを言わなかったか?昨日は天使さんと何してたんだ?」
「天使?ああツインテールのことかwwwwwwwwwwwwwwwww昨日は私の家でお弁当の作り方を教えてもらいwwwwwwwそしてその代わりにツインテールに差身のことを教えてあげていたんだwwwwwwwwwwwwwwwwww双方得する『本物』の情報交換wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「おい!沙織!僕のことって何を言った!またわけが分からないことを教えたんじゃないだろうな!」
「そんなことはないぞwwwwwwwwwwwwwwお弁当作りをしたあとママも加わって3人で差身の話をしたんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「ママ?沙織のお母さんも一緒に話したのか?」
沙織のお母さんも一緒に話をしたのか…
まあ沙織のお母さんになら沙織も逆らわないし、沙織と違って「理性」を感じるから大丈夫そうだな。
「ああそうだwwwwwwwwwwwwwwママはなんでも知っているwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww私もツインテールもママからの教えを胸に刻んだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
充実した時間を過ごしたのだろう。
沙織は満足した表情でそう言った。
沙織は沙織のお母さんにべったりで大好きだからなあ。
「なあそれより差身wwwwwwwwwwwww 戦争の時にエロナースの沙織が右手を擦りむいてただろ?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
エロナースの沙織?ああ、看護服の沙織か。
僕達の世界線上の未来から来た、成長した僕の沙織。
そういや看護服の沙織は24歳って言ってたな。
沙織にM16-A4沙織改をプレゼントし、僕には無限のバックをくれた「本物」だ。
あの人は良い人だったけど、この間の戦争中もめっちゃ「本物」が炸裂してたよな…
「あれ?そうだったのか?ごめん、全然気づいてなかった」
「ああそれはいいんだがwwwwwwwwwwwwママも同じ所に同じ擦り傷ができてるんだがママはエロナースの沙織なのかな?wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織は病んだ笑みを浮かべながらじっと僕の顔を覗き込んできた。
看護服の沙織は未来の成長した沙織にも見えるんだけど、確かに沙織のお母さんにも似てたんだよな…
でも沙織のお母さんとは性格が全然違ってたし、あの人、僕に絡みついていやらしいことしてたしな…
まさか実の娘の彼氏に欲情して「ニャンパス」なことをしてしまう「本物」だなんてことあるわけないよ…
いや…そんなこと絶対にあってはいけないんだ…
「いやあ…違うだろ…だいたい看護服の沙織は沙織のお母さんみたいにお淑やかな感じじゃなかったし…」
沙織のお母さんはぼんやりしてるように見えるけど、優しくて沙織を包み込んでしまうくらいのおおらかさがある沙織を唯一制御できる理性の塊。
僕達が小さな頃からいつだって笑顔で優しくしてくれた。
だがしかし、沙織は病んだ笑みを浮かべながら首を横に振った。
「ああwwwwwwwwwwwママは差身の前とかだとお行儀良くしてるwwwwwwwwwwwwwwwwwwww普段はあまりお行儀が良くないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあ!でもツインテールの前でもお行儀が悪かったなwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「お行儀が良くないってなんだ…」
何言ってるの沙織…あんな純粋な天使のようなおまえのお母さんが…
演じてる?普段は演じてるって言いたいの?
それさあ、絶対の僕は信じないよ…
本当だとしても、それ以上その話はやめてくれないかなあっ!
「普段のママはお行儀が悪いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwエロナースの沙織にすごく似てるんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwでもこれは秘密だから誰かに言ってはいけないwwwwwwwwwwwwww私も差身も殺されるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「沙織のお母さんはおとなしそうだし、殺すなんてまさかそんなことしないだろう?」
「何言ってるんだ?差身wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwママはとんでもなく強いぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwおっとこれもシークレットwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww誰にも言ってはいけないwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織のいろいろ問いただすつもりが、ずっと知らずに死んで行きたかった情報を得てしまった。
生まれながらの「本物」である沙織。
でも考えてみたら沙織を産んで沙織を育てたのは、当たり前だけど沙織のお母さんなのだ。
いったい、沙織のお母さんが沙織と天使さんにどんな話をしたのかめっちゃ気になってきた。
その日の夜、その答えを僕は思い知ることになるのであった。




