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幼馴染みの彼女が僕を殺しにやってくる!  作者: ぱんだ祭り
「本物」のツインテール編wwwwwwwwwwwwww
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78/204

第78話「本物」の不可視暗殺者(インビジブル キラー)wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 完全に新たなる「本物」の愛に打ちのめされた僕は何とか教室にたどり着いたんだけど、もう授業なんか全く耳に入らなかった。

 それは例の「本物」のホラーな事件があったからだけではなくって、それをやった「本物」の犯人が誰かわかったような気がしたからだ。

 昨日の昼まではこんなこと何もなかったのに、昨日の夜から異変が続いているってことは…

 

 僕は授業中、そっと後ろを振りかえると「本物」の無表情で天使さんが僕を見ていた。

 天使さんの「本物」のめっちゃかわいい目は全く感情がこもらない鳥や魚のような目をしていた。


 なんだこの無言の圧力は…

 沙織とは別次元の恐怖を感じるよ!!!

 いつ襲われるかわからない「本物」のサイコな感じだね!!!!!


 まさかな…まさかそんなことはないよな…

 これって天使さんがやったことなの…

 一昨日ペットボトルの蓋を開けてあげて、昨日お弁当を作ってきてくれて、僕を好きだと言い、そして「沙織と天使さんは一緒に帰った」んだよね…

 まさにその辺りから異変が始まっている。

 まだ今日は沙織に会ってないけど問いつめないとな、天使さんに何かとんでもないことを吹き込まなかったかって。 


 でもこれさ、天使さんが全部やらかした「本物」の事件だとすれば、全部説明がつくんだよな…

 あの「本物」の戦争(デート)の後に起きた変わったことってそれしかないからね…

 だけどそうだとしたら、天使さんは想像以上の新たなる「本物」ってことになる。

 

 そう考えると、ずっと天使さんに背中を狙われているような感じがして…

 いつの間にか忍び寄り何かされるんじゃないかと、背中が寒くなるっていうかさあ…なんだか震えてきちゃうんですけど!!!!!


 授業が終わりその日の昼休みが始まった時だった。

 今日も天使さんはお弁当作ってくるのかなと考えていると、物凄い勢いで沙織が僕の教室に飛び込んできた。

 何だかずいぶん機嫌良さそうだけど、昨日から姿を見せなかったし何してたのかな?


「差身wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwお弁当を作ってきたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織は楽しそうに病んだ笑みを浮かべながら、僕の机にかわいらしいクロスに包まれたお弁当を置いた。


 あー、そうだったのか…

 昨日、天使さんのお弁当を見て自分も作りたくなったんだろうな。

 沙織は頑張ってお弁当を作っていて連絡取れなかったんだな。


「昨日ツインテールからお弁当の作り方を教わったんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwさあ差身wwwwwwwwwwwwwwwwww私からの『本物』の愛を食べてくれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織が急かすように勧めるのでお弁当を開けると、思っていたのとは違っておいしそうなお弁当が現れたのだ。


 おおっ!これは沙織も頑張りましたね。

 多分初めてお弁当を作ったんだろうけど、はじめからこれだけできれば凄いと思う。

 沙織は好きな物とかには一生懸命惜しみなく努力するから、昨日一晩必死になってお弁当作りしたんだろうなあ。

 

「沙織、ありがとう!おいしそうだね。凄く良いと思うよ!食べていいの?」


 僕が沙織を褒めてあげると、沙織は恥ずかしそうに病んだ笑みを浮かべながら斜を見た。


「いやwwwwwwwwwwwwwまだまだ研究する必要があるwwwwwwwwwwwwwwwwwwこれで良ければ食べてくださいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 しかしその時、僕の「死亡フラグ回避センサー」が発動した!!!!

 とっさに立ち上がり後ろを振り向くと、無表情で天使さんが立っていたんだけど…

 そしてその手には凶悪に輝くナイフが握られていた。

 ナイフの刃先は僕の方を向いていた。


 うわあああああああああっ!!!

 いつの間に背後に来てたんだ!!!!

 全く気がつかなかったんだけど!!!!

 怒ってる?怒ってるの?!

 沙織がお弁当作ってきたから怒っちゃってるのかな?!

 いやでも、僕、悪いことしてないから、刺さない方が良いと思うよ!

 というか死にたくないから、刺さないで欲しいんだけどなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!


「今日、沙織がお弁当を作った。私、りんごを剥く」


 天使さんはそう言うと持ってきたカバンからりんごを取り出し、持っていたナイフで器用にりんごを剥き始めた。


「ツインテールwwwwwwwwwwwwwwwその技術もすごいなwwwwwwwwwwwwwwwwwwww後で教えてくれwwwwwwwwwwwwwwwww私はナイフで人をエグることができてもりんごは剥けないwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織は感心した様子で天使さんにそう言うと、天使さんは小さく1つ頷いた。


「わかった」


「それにしても生まれながらにして私ですら気がつかないレベルで気配を消せるのは凄いなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwまさに透明人間wwwwwwwwwwwwwww 不可視暗殺者(インビジブルキラー)wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwツインテールよwwwwwwwwwwwwwwwwツインテールはいろんな才能を持ち合わせてるんだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織なりに心から天使さんを賛美してるんだけど、それを聞いているのか聞いていないのか天使さんは無表情でりんごを剥いていた。

 りんごを剥き終わったナイフは天使さんの表情と同じで冷たく輝いている。

 沙織と天使さんはどうも通じあっているみたいなんだけど、僕には天使さんの心がいまいち見えていなかった。

 だけどそれは当たり前の話で、天使さんと会話できないんだからしかたがない。

 でも天使さんの心の中では激しい感情が高ぶり始めていたのだ。

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