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幼馴染みの彼女が僕を殺しにやってくる!  作者: ぱんだ祭り
「本物」の入学式編wwwwwwwwwwwwww
62/204

第62話「本物」の戦う理由wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

「若菜ちゃんはナイフは使わない方がいいなwwwwwwwwwwwwwwwwww私の横で撃ちまくってくれwwwwwwwwwwwwwwww敵が近づき過ぎたら私の後ろに隠れるんだwwwwwwwwwwwwwwwww私の前の敵は私が全部殺すwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwその間に弾を装填したりして準備しつつ状況が変わったらまた私の横で戦えば良いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 僕の沙織は一旦佐藤さんの真横に立つと、そう説明しながらコンバットナイフを振り回しつつ佐藤さんの真ん前に移動した。

 佐藤さんは感心した様子で何度も頷いた。


「わかった!!!!沙織と協力して戦えばいいんだね!!!!」


「そうだなwwwwwwwwww私も若菜ちゃんが攻撃してくれると楽wwwwwwwwwwwwwwwwww」


「沙織…僕はどうすればいいんだ…」


「差身は石を投げるんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww近接戦闘に突入したら石は投げずに石で相手を殴った方が良さそうだがなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwまあ今私のことを守ってくれたからしばらく私の後方から石を投げてればいいぞwwwwwwwwwwwwwwwwww差身のコントロールは割と正確だから武士の顔めがけて投げ続けてくれwwwwwwwwwwwwwwwwwくれぐれも私達に当てないようにwwwwwwwwwwwwwwwwwwww死ぬことはないが痛いんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 僕の沙織は病んだ笑みを浮かべながらそう言うと川岸を見渡した。


 そこには「本物」のやる気に満ちた沙織達が弾けんばかりにアップしていた。

 それぞれ日本刀のようなものやビームサーベルっぽいものなどを手にして、腕を回したりビョンビョン跳ねたりしながら今か今かと待っている。


 ああこれ、いま川岸にいるメンバーは運動神経が良い沙織達が選抜されてるっぽいな…

 もう待機している様子を見てるだけでも、いざ突撃したら物凄い勢いで飛び出していくのがわかるよ…

 どいつもこいつも全然怯えていないどころか、「早く殺したい!!!!wwwww」と言わんばかりに目に黒い影がかかり凶悪な光を放っているし!!!

 何もかも「本物」過ぎて、死ぬかもしれないと考えてしまう僕の方がおかしい気がしてきたよ!!!


 怒涛の波のごとく襲い掛かってくる太田道灌軍を睨みつけると、僕の沙織はスマホを取り出し何かを高速で打ち込むと耳に当てた。


「全沙織!!!!若菜ちゃん!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww突撃!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織の突撃命令と共にみんなが殺意に満ちた暗黒オーラを燃え上がらせながら光の速さで突っ込んでいった!!!!


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 他の沙織達がめっちゃ叫びながら太田道灌軍の中に切り込んでいった。

 それは恐怖を打ち消すために叫んでるんじゃなくって、心の溜め込まれたフラストレーションを一気にぶちまけるような熱がこもった叫びだった。

 みんな目には見えない速さでそれぞれが持ってる近接戦闘用の武器でバッタバッタと太田道灌軍の武士を斬り殺していく。


 僕の沙織と佐藤さんも常軌を逸した叫び声を上げながら、やはり信じられないスピードで敵の中に突っ込んでいく。

 僕も遅れないように頑張って後を追うんだけど、僕が川に入って数歩進んだ時には2人は太田道灌軍の武士を次々と殺していた。

 2人の息はめっちゃ合っていて、25オートとコンバットナイフがマシーンのようにうなりを上げながら敵を切り崩していった。

 それはまるで電動の草刈機があっという間に野を丸裸にするように、暴力的で圧倒的な力差を感じるんだけど、僕の沙織と佐藤さんはめっちゃ楽しそうに笑っていた。


「ニャンパスウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww誰から殺されたいんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwリア充どもめえええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!いつも楽しそうな顔しやがってえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 次々と相手の剣をかわしながら、相手の首や鎧の隙間を狙って僕の沙織はコンバットナイフを光速で振り回し移動し続けていた。


「のわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!どいつもこいつもうざったいんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!みんな死ねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!!」


 佐藤さんは全弾発射すると沙織の後ろに回り込む作戦を繰り返す。

 相手が近いせいか全弾当たってるように見えるんだけど、もう25オートに関しては匠の域に達してる気がする。

 そうだよな…昨日あれだけ撃ちまくって、今日実践で馬鹿みたいに撃ちまくったらうまくなるよな…


「非リアの!!!!!!非リアの!!!!!叫びを聞け!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあの腐れ高校を殺したい!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあの悪魔の城を殺したい!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwリア充どもにはわかんないだろうなあああああああああああああああああああっ!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 爽快な病んだ笑みを浮かべる僕の沙織は、心に溜まった悪いものを全てぶつけるように敵を殺していた。

 もう何だか言ってることが分からなくなってきてるんだけど、僕の沙織がめずらしくすっきりした感じなのは間違いなかった。

 殺せば殺すほど、叫べば叫ぶほど、沙織の悪いものが消え、キレイになっていくようだ。


「のわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!馬鹿だから授業なんかわからないんだよ!!!!!!!勉強できないのに勉強する所に行きたくないんだよ!!!!!!!!なんでわからないものを1日中聞かなきゃならないの!!!!!!お前達!!!!!殺してやるよ!!!!!!!!」


 佐藤さんも同じだった。

 殺せば殺すほど、叫べば叫ぶほど、悪いものが消えてキレイになっていくようだ。

 人を殺しているのに、とってもいい笑顔になったりして、でもそれは悪いことには思えなかった。


「こおおおおおおおおお!!!!のおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww殺してやる!!!殺してやる!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwお前達が全部いけないんだ!!!!!お前達が死ねばいい!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 僕が僕の沙織達の後ろにやっとたどり着いても、僕の沙織と佐藤さんはそんなことには気がつかずに、めっちゃ叫びながら殺しまくっていた。

 

 まあこれだけ武士達がいたらそんなどころじゃないけど、2人とも大興奮で常軌を逸したまさに「本物」になってるからな…

 集中力が高まってるというか、我を忘れて暴れまくってるんだろうな。

 僕も頑張って石を投げないとな。

 少しは敵の足止めにもなるだろう。


「差身と別なクラスになったのはああああああああああああああああああああああああああっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww全部お前達のせいだああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwなんで差身と別なクラスなんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww頭おかしいいんじゃねえのかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織のその叫びを聞いて一瞬僕の石を投げる手が止まった!!!


 ていうか、そこ?!そこなの?!!!!

 今わざわざ近接戦闘で大暴れしてるのって、クラス分けが理由なの?!

 いやっ?!違うよ!!!!!!

 多分それってお前のお母さんがやったことだと思うんだけど!!!!!

 いつまでも僕と同じクラスだと沙織が成長できないから、わざと別のクラスにしてもらったんだと思うんだけど!!!!!

 というか、大田道灌軍、そんなこと知らないし!!!

 絶対にクラス分け知らなし!!!!!!

 まだ学校すら建ってないし!!!!!!

 うさばらし?!うさばらしなの?!

 結局この戦争(デート)を始めた理由って、お前がクラス分けでイライラしてたのもあるんじゃないのっ?!

 これだけの人達を殺しておいて、いまさら遅いんだけどさあ!!!!!!

 沙織!!!!お前の方が間違っているような気がするんだけどなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!


 燃え上がる暗黒オーラは燃え上がり近接戦闘中の沙織達の「本物」は加速していく。

 わずか6人の「本物」達(佐藤さん含む)+僕に太田道灌軍が蹴散らされていくのは時間がかからなかった。

 人を殺す「本物」の戦争(デート)だというのに、みんなの心は満たされ幸せになっていく。

 沙織達は次の最終作戦に移行するのであった。

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