第61話「本物」の俺の沙織に手を出すなからのおおおおおおっ!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
しかし、さすが戦いに長けた太田道灌軍の武士であった。
僕の投げた石は確かにその武士の顔に直撃したんだけど、その武士は全く気にもすることなくこちらへ突撃し続けた。
駄目だ…死にもの狂いの武士を石くらいでは無理だったか…
だがその時であった。
ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!
小机城の方から僕の世界の銃声音が鳴り響いた。
それは一発だけだったんだけどめっちゃ重くって、その威力の強さが伝わってきた。
そしてその銃弾は目前に迫っていた武士の頭を打ち抜き、武士は鶴見川に沈んでいった。
「やっ‥やだあ…wwwwwwwwwwwwwwww差身君!!!!ありがとう!!wwwwwwwwwwwwwでもどこに行ってたの?!もう離れたらイヤッ!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
僕の沙織がわざとらしいセリフを吐きながら、僕の胸の中に飛び込んできた。
つい条件反射で僕の沙織を抱きしめてしまった。
僕の腕の中で僕の沙織は幸せそうに病んだ笑みを浮かべていた。
それを見て他の沙織達も佐藤さんもいっせいに僕達を祝福するように騒ぎ立ててるんだけど…
どう考えても僕じゃない誰かが狙撃したから武士が死んだんじゃないのかな!!!
君達!!!僕が石を投げて僕の沙織を助けたストーリーに無理矢理したいみたいだけどさ!!!!!
この死ぬか生きるかの瀬戸際に、良くこんな狂った遊びができるなって感心するよ!!!
どうしてそんなに命がけの戦争プランを次から次へとこなさなくちゃならないんですかね!!!!
それにしても、今の狙撃はライフルか何かなのか?
小机城から数百メートルは離れてるのに、良く武士の頭を撃ち抜けたよな…
未来の沙織の友達に、優秀なスナイパーでもいるのかな…
「からのおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
僕達から少し離れた所で太田道灌軍を銃撃していたピッタリとした服を着た沙織がニヤニヤと病んだ笑みを浮かべながらそう叫んだ。
「俺の沙織に手を出すなからのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
陸上自衛隊の沙織もニヤニヤと病んだ笑みを浮かべながら続けて叫んだ。
「かーらーのっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「かーらーのっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「かーらーのっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「かーらーのっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「かーらーのっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「かーらーのっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「かーらーのっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
他の沙織と佐藤さんがこちらをニヤニヤして見ながら何かを期待してる感じで声を合わせ大合唱し始めた。
あー、どれだろうな…
いくつか僕の沙織がやって欲しそうなことがあるんだけど…
でも多分あれだろうなあ…この間騒いでたし…
普段は絶対そんなことしないしな…
僕は僕の沙織から手を放すと、全然似合わないんだけどできるだけ鋭い目つきで僕の沙織を見つめた。
そう、それはもう、強気なイケメンの人みたいに。
すると僕の沙織は背後に壁が存在するかのように、追い込まれた様子で表情をこわばらせた。
僕の沙織の美しい瞳が、「これから私…どうなるの?!」っていう目つきになってる。
僕は沙織が創りだした「エア壁」に向かって「ドンッ!!!」と手を突き出すと、僕の沙織は乙女チックな感じで胸のあたりで両手を祈るように握り合わせた。
僕の沙織の顔の横に手をつきだしたまま、僕はなるべく冷たい感じでこう言った。
「もう俺から離れるな…これは命令だ…」
はい!!!エア壁ドンからのオラオラ口調!!!!!!
僕の沙織がめっちゃ嬉しそうに顔を輝かせる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
他の沙織達も佐藤さんも盛り上がりさらに大爆発した。
「あああああ…wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww私はなんて幸せなんだ…wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww差身に守ってもらいwwwそして『永遠』に離れるなと命令されてしまった…wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwまるで夢のよう…wwwwその辺の物陰ですぐにでも初めてのセックスに移行したい気分だ…wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
いつも以上に自分の世界に入り込み恍惚とした表情の沙織を羨ましそうに佐藤さんは見ていた。
「のわああああああああああああああああああああっ!!!!差身君!!!そのうち私とも戦争しようよ!!!!それやって欲しい!!!!!」
佐藤さんはそう言って僕の腕を引っ張るんだけど、いやもうこれ僕のキャラじゃないんで2度とやりたくないんだけどな…
というか、僕の勘違いじゃないと思うんだけど、いつ『永遠』になんて言ったんですかね!!!!
「若菜ちゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww全ては目の前の敵を殲滅し小机さんにバトンを渡してからだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwそこまでで今日の戦争は終了となるwwwwwwwwwwwwwwwwww…さて敵も迫ってきたし乱戦も間近wwwwwそろそろ近接戦闘の準備をwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
僕の沙織は銃を肩にかけどこかからコンバットナイフを取り出すと右手でクルクル回し始めた。
もういつも通りの「本物」の目つきに戻っていた。
病んだ笑みを浮かべながら川の中の太田道灌軍を睨みつけていた。




