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幼馴染みの彼女が僕を殺しにやってくる!  作者: ぱんだ祭り
「本物」の入学式編wwwwwwwwwwwwww
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51/204

第51話「本物」のハーレムwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

「沙織が羨ましいよ。クラス分けの掲示板の前で差身君を初めて見て『私はこの人に会うためにこの高校に入学したんだ』って思ったんだよ。でもすぐに沙織が横にいるのがわかった。凄く残念だったよ。お前のことを殺したいって思った」


 ほんの数日前のことなのに遠い昔を思い返すように佐藤さんは言った。

 でもそこには僕の沙織に対する恨みとかはなくって、佐藤さんの心の中で色々自己解決したみたいだった。


「そうだなwwwwwwwwwいつも差身を好きになる人達は私に恨みを抱くから仕方がないwwwwwwwwwwwwwwwwwwでも差身は私の彼氏なんだwwwwwwwwwwwwwwwwそれはあきらめてくれwwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

「なあ、差身君と10年以上付き合ってるんだろ?そろそろ交代しようよ。いい加減沙織も飽きただろ?差身君も私と付き合った方が楽しいよ」


「それは駄目だwwwwwwwwwwwwwww差身を飽きさせないために私は頑張って毎日差身を殺しに行ったりしてるんだwwwwwwwwwwwwwwwwこの戦争(デート)も差身が私を忘れないために重要なイベントwwwwwwwwwwwwwwww差身と付き合うのは大変なんだぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 おい!!!」沙織!!!!

 なんかそれ間違ってるんじゃないのかな!!!!!!!

 どうして「愛してる → 忘れてほしくない → 殺しに行く → 愛してもらえる」っていうロジックなの?!

 少なくとも最後の殺しにいけば「愛してもらえる」という「本物」の恋愛理論が僕には全く理解できないんですけど!!!!

 絶対どうかしてる!!!間違いなくどうかしてる!!!

 お前の不安から実行される「本物」の愛のせいで、僕の精神状態は結構ギリギリな所まで来てるだけど!!!!


「なんで?いいじゃん!あーあ、沙織はキレイで差身君みたいな格好良い彼氏もいて…私なんか何にもないじゃん…」


「いやでも若菜ちゃんが差身と『セックス』するなとは言っていないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwむしろ差身と『セックス』して欲しいのだがwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 つまらなそうに溜息をつく佐藤さんに僕の沙織はわけのわからないことを言い出すと、佐藤さんは驚いたような声を上げた。


「え!なんで?!」


「ああwwwwwwwwwwwwww順番さえ守ればたくさん『セックス』して構わないwwwwwwwwwwwwwwwwwww最初は私だwwwwwwwwwwwwwwwww私達の壮大な計画は私達だけでは実行不可能wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


「ちょっと待って!!それなに?!!何するつもりなの?!」


「それはだなwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 僕の沙織がそう言った時だった。

 受信機から「ザーッ」とノイズが聞こえてきて、2人の声は全く聞こえなくなった。

 おそらく僕の沙織が盗聴器のスイッチを切ったのだろう。

 

 おい…お前達何わけのわからない話をしてるんだ…

 もうどこからどう突っ込んで良いのか分からないよ!!!!!

 たくさん『セックス』して構わないって何?!

 何で大事なところで盗聴器のスイッチを切るの?!

 というか佐藤さんと僕が『セックス』するかどうかをどうして僕抜きで勝手に決めちゃってるの?

 沙織が盗聴器のスイッチを切ったんだから寝て良いはずなんだけど、人を狂わせる「本物」の計画の片鱗を聞かされて全く眠れなくなってきたんだけど!!!


 ああでも…寝た方が良いな…

 城の外ではまだ作業してる音が聞こえてるから、みんな作業してると思うんだけど、もう精神的にも限界だよ…

 眠れないかもしれないけど、目をつぶって休めるだけ休むか…


 と思ったら!何故か僕の「死亡フラグ回避センサー」が作動する!!!

 体が勝手に反応し転がってゴザの上から逃げ出した!!!


 するとザクッと何かが突き刺さる音がした。

 廊下の端に避難した僕はゴザの上を見ると、ゴザの上にはザックリと刃渡り30センチ以上あるのではと思われるコンバットナイフが突き刺さっていた。


 そして、廊下の向こうからガヤガヤと何かを話しながら楽しそうにやってくる人達が来た。

 

 あー、僕の沙織を除いた11人の沙織達だ…

 看護服の沙織、宇宙服の沙織、ゴスロリの沙織、作業服の沙織、アイドルっぽい沙織、イヤラシイウェディングドレスの沙織、ピッタリとした服を着た沙織、魔法少女の沙織、陸上自衛隊ぽい沙織、普通のOL服の沙織、悪の秘密基地にいそうな制服の沙織…

 全員が僕のところにやってきたのだ。


「さすがは差身wwwwwwwwwwwwwwwwwwww私のナイフをかわすとは『本物』だwwwwwwwwwwwww 戦争(デート)のためにさっき川を渡ってきた太田道灌軍の奴らは殺しておいたぞwwwwwwwwwwwwwwwwww全く戦争(デート)の時間は守れwwwwwwwwwwwwwwwww」


 陸上自衛隊ぽい沙織は沙織にしてはキビキビとした口調でそう言った。

 陸上自衛隊ぽい格好をした沙織はどんな仕組みになっているのかわかならいんだけど、着ている迷彩服がステルス仕様にもなるようで時折透明になって姿がほとんど見えなくなったりしていた。

 

「そのなんだwwwwwwwwwww 戦争服(デートフク)の沙織も静かになったところで我々も戦争服(デートフク)の沙織抜きで話しをしに来たんだwwwwwwwwwwwwwwwこれくらいなら差身不可侵条約には触れないだろwwwwwwwwwwwwwwww」


 宇宙服の沙織が病んだ笑みを浮かべながらそう言うと、廊下の端に転がっていた僕の周りを囲むように11人の沙織は座り始めた。

 

 あー、そういうことか…

 僕の沙織に寝ろと言ったのは、僕の沙織抜きで僕と話をするためだったんですね…

 みなさん明日は本当に死ぬかもしれない戦争(デート)だっていうのに、修学旅行の夜みたいに徹底して遊びつくすつもりなんですね…。


「もう作業はしなくても大丈夫なんですか?」  


「ああwwwwwwwwwwあとは我々の手下にやらせておくから大丈夫wwwwwwwwwwwwwwwwwwみんなこの準備のために自分の世界線に戻ってパパにおねだりをしたんだwwwwwwwwwwwwwwww友達が戦争(デート)するから応援したいってwwwwwwwwwwwwwwww」


 僕が尋ねると魔法少女の沙織が見たこともない魔法少女が持っていそうなスティックを回しながらそう言った。

 あー、この沙織は沙織達の中でも、ぽわああああんとしてて夢の中で生きているような感じだな。


「なあwwwwwwwwwwまだ『セックス』は戦争服(デートフク)の沙織とはしてないんだって?wwwwwwwwwwwwwwww私ならいつでも『セックス』してもいいぞwwwwwwwwwwwwwwwwwそのゴザを持って裏の方へ行けば良いwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 イヤラシイウェディングドレスの沙織がそう言うと、真横にいた普通のOL服の沙織が軽くイヤラシイウェディングドレスの沙織を叩き突っ込んだ。


「駄目だwwwwwwwwwwwwwwwwwそれは差身不可侵条約に触れるwwwwwwwwwwwwwwwww 我々は自分の差身以外と『セックス』してはいけないと決めたじゃないかwwwwwwwwwwwwwww」


 普通のOL服の沙織は沙織にしてはしっかりとした口調で言った。

 それに作業着の沙織も同調したようにうなずいた。 


「そうだぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあの取り決めは絶対だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwこの差身も自分の世界線に連れて帰りたいが我慢しなくてはならないwwwwwwwwwwwwww」


 作業服の沙織がそう言うと、みんなガヤガヤといっせいに言いたいことを言い出し始めた。

 楽しそうだから良いんだけど、これだけ色んな沙織が揃ってると僕には手に負えないなあ。

 すると宇宙服の沙織が僕の目をまっすぐに見つめ話し始めた。 


「まあみんな戦争服(デートフク)の沙織と戦争服(デートフク)の沙織の世界線にいる差身がうまくいくように祈ってるんだwwwwwwwwwwwwwwwwwww我々の愛はわかりにくいかもしれないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwでも我々の愛は『本物』だwwwwwwwwwwwwwwwwwwww本当に愛していなければここまでやらないんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww差身よそれを分かってくれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwみんな戦争服(デートフク)の沙織の気持ちが分かるからここまで手伝ってるんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwこの『本物』の乙女心はせつなさ炸裂wwwwwwwwwwwwwwwwwwww 戦争服(デートフク)の沙織をもっともっと愛してやってくれwwwwwwwwwwwwwwwwww不安なんか消えてしまうくらいになwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 宇宙服の沙織は真剣な病んだ眼差しを送りながらそう言うと僕の肩に手をかけた。

 分かってますよ…僕の沙織が僕のことを真剣に愛してるってことは…

 だから僕は僕の沙織とずっと一緒にいるんですから…


「ありがとうございます」


 僕は宇宙服の沙織にそれだけ言うと、宇宙服の沙織も嬉しそうに病んだ笑みを浮かべた。

 

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