朝のベットでの出来事
カーテンの隙間から、優しい朝日が差し込み静かな部屋を柔らかく照らし始める。聞こえてくるのは遠くの鳥の囀り。そんな穏やかな光の中…私はゆっくりと瞼を開ける。
「…ん…!?」
視線を落とすと、カータは穏やかな顔寝顔で私の胸元に…!?だ…抱きつかれてる…!
頭の上の猫耳はふわりとリラックスしたように少し倒れ、時折フワリと動き私をくすぐってくる…手
はわたいの裾を片手でぎゅっと握りしめたまま、すぅすぅと変わらず可愛い寝息を立てている。
なるべく離れていたのに…そう思いながらそっと息を吸い、彼の柔らかい金色の髪に優しく手を伸ばした。
「な…なぁ。朝だぞー…」
耳元で声をかけると、微睡の中にいる彼は「ぅんっ…すぅ…」と小さく頷き、さらに私の温もりを求めるように…!?
ぎゅーっと抱き寄せてきた。
(…かわいっ!?)
まだ夢の世界から抜け出せないようで、こうして無防備に私の腕の中で安心して眠っている姿を見せる彼に頬が熱くなる…。私はゆっくりと起き上がりながら、彼も一緒に抱き寄せまだトロンと眠そうな琥珀色の瞳をのぞみこみながら柔らかい猫耳の付け根を優しく指先でくすぐってみる。
「いつまでそうやって寝ているつもりだい?もう朝だよ」
寝起きの低い声で囁くと、彼は寝ぼけ目をハッと開けたかと思うと全身がピクっと跳ね、みるみるうちに顔を真っ赤に染めていく。
「っ……!おはよう…ございます…っ!?」にゃぁ…!?
慌てて体を起こそうとするけれど、ブカブカの服と寝起きの体でぼんやりとしているからか上手く力が入らず、フニャりと私の胸元へと倒れ込んできた。わかりやすすぎる反応に思わず笑みが溢れる。
「はいはい…焦らないで。今まで大変だったんだろうし、もう少しだけ…こうしていてあげる」むぎゅー…
再び彼の小さな身体をすっぽりと腕の中に収め、ポカポカの温かいベットの中で、ゆっくりと背中を優しく撫でてあげた。
──しばらくして、ベットから起きると、彼に着替えを用意する。
「ちゃんと自分で着替えるんだよ。ボタンを掛け違えたりしたら…あとで私が直してあげよう…」フイッ
意識がはっきりとして恥ずかしくなってきた私はぶっきらぼうにそう告げると朝食の準備をしに台所へ逃げ出した。
朝からなんかどっと疲れた感じだ…。




