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生きずらさに、名前をつけるなら  作者: あーちゃん


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128/150

第128ページ  会いたい気持ちを、責めない夜

真白の章を書き始めた凛は、真白を「救いの人」にしすぎず、それでも自分の道に灯りを置いてくれた人として書くことを選んだ。

その言葉を書けたことは嬉しかった。

けれど同時に、凛の中にはまた新しい感情が強くなる。


会いたい。

話したい。

今すぐ、声を聞きたい。


今回は、真白への「会いたい」という気持ちを、重いものとして責めそうになる凛が、その感情をどう扱えばいいのか少しずつ学んでいくページです。

朝、凛は目を覚ました瞬間から、真白のことを考えていた。


 昨日書いた章の一文が、まだ胸の中に残っている。


『その人は、私を全部変えた人ではない。

私を救済するための人でもない。

私の人生の答えでもない。

けれど、その人は私が自分へ戻る道に、いくつもの灯りを置いてくれた。』


 その一文を真白に見せた時、真白は静かに言った。


「俺をちゃんと人間にしてくれてる感じがする」


 その言葉を思い出すたび、凛の胸は温かくなった。


 真白を、救いの役割に閉じ込めたくない。


 でも、真白に救われた時間をなかったことにもしたくない。


 その線引きを、昨日少しだけ見つけられた気がした。


 だからだろうか。


 今朝の凛は、いつもより強く真白に会いたかった。


 会って、昨日の続きを話したい。


 作品のことを話したい。


 ココアを飲みながら、真白の声を聞きたい。


 何か特別なことをしたいわけではない。


 ただ、同じ空間にいたい。


 カップを置く音や、豆を挽く音や、真白が少し考えながら言葉を選ぶ間を感じたい。


 その気持ちが胸に浮かんだ瞬間、凛はすぐに自分を責めそうになった。


 重い。


 また頼ろうとしている。


 会いたいなんて、相手の都合を考えていない。


 真白には真白の仕事がある。


 凛だけのために存在しているわけではない。


 そう思うと、温かかった気持ちはすぐに不安へ変わった。


 凛は布団から起き上がり、青いノートを開いた。


 最近の凛は、責める前に書くことを覚え始めていた。


 ペンを持ち、新しいページへ書く。


『真白さんに会いたい。

そう思った瞬間、私は自分を責めそうになった。

重い。

迷惑。

頼りすぎ。

でも、会いたいと思うこと自体は、そんなに悪いことなのだろうか。』


 書いたあと、凛はしばらくその文字を見つめた。


 会いたいと思うこと自体は、悪いことなのだろうか。


 答えはすぐには出ない。


 凛にとって、誰かに会いたいと思うことは、ずっと怖いことだった。


 会いたいと思えば、相手が来てくれない時に傷つく。


 話したいと思えば、返事が来ない時に不安になる。


 大事だと思えば、失うことが怖くなる。


 だから凛は、欲しがる前に自分を止める癖があった。


 欲しがらなければ、傷つかない。


 必要としなければ、置いていかれても平気なふりができる。


 でも、本当は平気ではなかった。


 会いたい気持ちを飲み込んでも、寂しさは消えなかった。


 むしろ、飲み込んだ分だけ、心の奥で重くなっていった。


 凛は続けて書いた。


『会いたいと思うことと、相手を縛ることは同じではない。

寂しいと思うことと、相手に全部を背負わせることも同じではない。

でも私は、その区別がまだ下手だ。』


 その一文を書いた時、胸が少し熱くなった。


 区別が下手。


 本当にそうだった。


 凛は感情が浮かぶと、すぐに極端な場所へ行ってしまう。


 会いたいと思ったら、相手に迷惑をかける気がする。


 寂しいと思ったら、自分が重い人間になった気がする。


 不安になったら、相手を疑っているような罪悪感が出る。


 でも本当は、感情そのものと、行動は別なのかもしれない。


 会いたいと思うこと。


 実際に相手の都合を無視して押しつけること。


 それは同じではない。


 寂しいと思うこと。


 相手にすべて埋めてもらおうとすること。


 それも同じではない。


 凛はパソコンを開いた。


 昨日書いた『名前のない大事な人』の章を開く。


 真白のことを書いた章。


 そこに、今日の気持ちを足したかった。


『その人について書いた翌朝、私はその人に会いたくなった。

ただ会いたいと思っただけなのに、すぐに自分を責めそうになった。

重い。

迷惑。

頼りすぎ。

その言葉が、私の中で勝手に立ち上がった。』


 凛は指を止めずに続けた。


『私は、誰かを大事に思うことがまだ下手だ。

会いたいと思うことと、相手を縛ることの違いがわからなくなる。

寂しいと思うことと、相手に全部を埋めてもらおうとすることの違いがわからなくなる。

だから私は、感情が生まれるたび、それを悪いものとしてしまいたくなる。

でも、会いたいという気持ちそのものは、きっと罪ではない。』


 書いた瞬間、凛の胸が静かに震えた。


 会いたいという気持ちそのものは、罪ではない。


 それは、今の凛が自分に一番言ってあげたい言葉だった。


 凛はスマートフォンを手に取った。


 真白にメッセージを送るか迷う。


『今日、お店に行ってもいいですか』


 ただそれだけ。


 でも送れない。


 カフェなのだから、行っていいに決まっている。


 客として行くのなら、わざわざ聞かなくてもいい。


 でも凛は、ただ客として行きたいだけではなかった。


 真白に会いたかった。


 その気持ちがあるから、怖かった。


 凛はメッセージ画面を開いて、閉じた。


 また開いて、閉じた。


 そして青いノートに戻った。


『送りたい。

でも怖い。

行ってもいいですか、と聞くことは、会いたいですと言うことに近い気がする。

会いたいです、と言うのが怖い。』


 書いていると、スマートフォンが震えた。


 七海からだった。


『今日、顔見てないけど絶対何か悩んでる気がする』


 凛は思わず笑った。


 まだ会ってもいないのに、なぜわかるのだろう。


『真白さんに会いたいと思ってる』


『でも重い気がしてメッセージ送れない』


 送信すると、すぐに既読がついた。


『会いたいって思うだけなら普通では?』


 凛は画面を見つめた。


 普通。


 七海はとても簡単に言う。


 でも、その簡単さが凛には必要だった。


『でも、頼りすぎかなって』


『頼りすぎかどうかは、行動で調整するやつでしょ』


『気持ちだけで有罪にしなくてよくない?』


 凛はその言葉を何度も読んだ。


 気持ちだけで有罪にしなくてよくない。


 胸の奥がじわりと温かくなった。


 凛はすぐに、自分の気持ちを罪にする。


 会いたいと思っただけで、もう迷惑をかけたような気になる。


 寂しいと思っただけで、誰かを縛っているような気になる。


 でも、気持ちはまだ気持ちだ。


 それをどう伝えるか、どう行動するかは、これから選べる。


 七海から続けてメッセージが来た。


『今日は店行きたいなら行けば?』


『でも真白さんに全部何とかしてもらう目的じゃなくて、ココア飲んで少し話すくらいにしとけばいいじゃん』


『会いたい気持ちを小さめに持って行く』


 凛は少し笑った。


 会いたい気持ちを小さめに持って行く。


 七海らしい表現だった。


 でも、すごくしっくりきた。


 会いたい気持ちを全部ぶつけるのではなく、小さめに持って行く。


 ただ、カフェに行く。


 ココアを飲む。


 少し話す。


 それでいい。


 凛は青いノートへ書いた。


『会いたい気持ちを、小さめに持って行く。

全部を相手に渡さなくていい。

でも、全部飲み込まなくてもいい。』


 その一文を書いた時、少しだけ呼吸が楽になった。


 全部かゼロかではない。


 会いたい気持ちを全部ぶつけるか、完全に飲み込むか。


 その二択ではない。


 小さめに持つ。


 少しだけ伝える。


 相手の都合を見ながら、無理なく会う。


 そんな方法があるのかもしれない。


 凛は真白へのメッセージ画面を開いた。


 指先はまだ少し震える。


 でも、今度は打てた。


『今日、夕方にお店へ行っても大丈夫ですか』


 少し迷って、もう一文足す。


『ココア飲みたいです』


 送信。


 会いたいです、とは書かなかった。


 でも、本当の気持ちを全部隠したわけでもない。


 ココアを飲みたい。


 その言葉の中に、少しだけ会いたい気持ちが混ざっている。


 しばらくして、真白から返事が来た。


『もちろん』


『今日は寒いから、甘めにして待ってる』


 凛は画面を見つめたまま、胸が温かくなるのを感じた。


 待ってる。


 その言葉が、こんなにも嬉しい。


 でも、同時にまた怖くなる。


 嬉しすぎると、失うのが怖くなる。


 凛は青いノートへ短く書いた。


『待ってる、が嬉しかった。

嬉しいから怖い。

でも、嬉しいことを怖さで消さない。』


 大学へ向かう電車の中、凛はその言葉を何度も読み返した。


 嬉しいことを、怖さで消さない。


 今日はそれを練習する日なのかもしれない。


 大学に着くと、七海がいつもの場所で待っていた。


「送れた?」


「送れた」


「おお。偉い」


「ココア飲みたいですって送った」


「いいじゃん。可愛い」


「可愛い?」


「会いたいですって言えない凛ちゃんが、ココアに託してる感じ」


 凛は顔が熱くなった。


「言わないで」


「いいじゃん。小さめに持って行く作戦成功」


 七海は笑った。


 でもその笑いは、からかいすぎない優しさがあった。


「で、真白さんは?」


「甘めにして待ってるって」


「はい優勝」


「何が」


「全部」


 凛は笑ってしまった。


 七海のこういうところが好きだと思った。


 重たい感情を、軽く笑える場所へ少しだけ持ってきてくれる。


 でも、傷つけるような軽さではない。


 凛が大事にしているものを、大事なまま少し軽くしてくれる。


 講義中、凛はノートの端に書いた。


『大事な気持ちは、重く持つだけじゃなくていい。

小さめに持つ。

ココアに託す。

笑いながら少しだけ誰かに話す。

そういう扱い方もある。』


 その言葉は、作品に入れたいと思った。


 昼休み、凛は図書館へ行った。


 パソコンを開き、『名前のない大事な人』の章に続きを書く。


『私は、その人に会いたいと思った。

けれど、その気持ちをそのまま全部渡すのは怖かった。

だから私は、「ココアを飲みに行ってもいいですか」と送った。

会いたいという言葉を、ココアの湯気の中に少しだけ隠した。

それは逃げかもしれない。

でも、私にとっては大切な一歩だった。

全部を飲み込むのではなく、全部をぶつけるのでもなく、小さめに持って行く練習だった。』


 書きながら、凛は少し笑った。


 ココアの湯気の中に隠す。


 その表現が、今の自分に合っている気がした。


 会いたい。


 でも怖い。


 だから、ココアを飲みに行く。


 そんな小さな遠回りが、凛には必要だった。


 凛は続ける。


『人を大事に思う時、私はいつも真剣になりすぎる。

この気持ちは何なのか。

恋なのか。

依存なのか。

迷惑なのか。

名前をつけようとして、裁こうとして、苦しくなる。

けれど、気持ちは最初から正しく整理されていなくてもいいのかもしれない。

会いたいなら、まず会いたいと思った自分を責めない。

その上で、相手の都合を大切にしながら、小さく行動を選ぶ。

それだけでいい日もある。』


 打ち終えると、凛は深く息を吐いた。


 少しずつ、この章の温度が見えてきた。


 名前のない大事な人の章は、ただ真白への気持ちを書く章ではない。


 誰かを大事に思う自分を、責めずに扱う練習の章でもある。


 夕方、凛は『cafe 月灯り』へ向かった。


 店の扉を開ける前、少し立ち止まった。


 胸がどきどきしている。


 会いたくて来た。


 でも、ただココアを飲みに来た顔をしようとしている。


 その自分が少しおかしくて、少し切なかった。


 凛は深呼吸して、扉を開けた。


 ベルが鳴る。


 店内は静かだった。


 真白はカウンターの中にいて、凛を見ると穏やかに笑った。


「いらっしゃい」


「こんばんは」


「寒かったでしょ」


「少し」


「じゃあ、約束通り甘めで」


 約束通り。


 その言葉に、凛の胸がまた温かくなる。


 凛はいつもの席に座った。


 真白がココアを作る音を聞いていると、朝からざわついていた心が少しずつ落ち着いていく。


 カップが目の前に置かれた。


 いつもより少し甘い香り。


 凛は両手で包み込む。


「ありがとうございます」


「今日は、会いたい気持ちをココアにした日?」


 真白が穏やかに言った。


 凛は固まった。


「……七海ちゃんから聞きました?」


「聞いてないよ」


「なんで」


「なんとなく」


 真白は少し笑った。


 凛は顔が熱くなった。


「そんなにわかりやすいですか」


「少し」


 真白の声はからかいすぎず、優しかった。


 凛はカップを見つめたまま、小さく言った。


「会いたいと思うのが、怖かったです」


「うん」


「重い気がして」


「うん」


「でも、全部飲み込むのも苦しくて」


「うん」


「だから、ココア飲みたいって送りました」


 真白は静かに聞いていた。


 そして言った。


「うん。ちゃんと届いたよ」


 凛は顔を上げた。


「届いた?」


「ココア飲みたい、の中に少しだけ会いたいが入ってるの」


 凛の目に涙が滲んだ。


 気づかれていた。


 でも、嫌がられていない。


 重いと言われていない。


 真白はそれを、ただ静かに受け取ってくれた。


「迷惑じゃないですか」


 凛は思わず聞いてしまった。


 真白は少しだけ首を横に振った。


「少なくとも、今日のそれは迷惑じゃない」


 その答えが、とても真白らしかった。


 絶対に迷惑じゃないよ、と大きく言い切るのではなく。


 今日のそれは迷惑じゃない。


 その具体的な言い方が、凛には安心できた。


「会いたいと思うこと自体は、悪いことじゃないと思う」


 真白は続けた。


「でも、凛ちゃんが言ってたみたいに、それをどう持ってくるかは大事かもしれない」


「はい」


「今日は、ちゃんと小さめに持ってきてくれた感じがした」


 凛は少しだけ笑った。


「七海ちゃんの言葉です」


「七海ちゃん、やっぱりいい仕事するね」


 二人で少し笑った。


 その笑いが、凛の胸をほどいていく。


 会いたい気持ちは、こんなふうに扱ってもいいのかもしれない。


 深刻に裁くだけではなく。


 全部飲み込むだけでもなく。


 小さめに持っていき、受け取れる範囲で受け取ってもらう。


 それは、凛にとって新しい感情の扱い方だった。


 真白はカウンターの中で、少しだけ考えるように言った。


「凛ちゃんはさ」


「はい」


「会いたいって思った瞬間、もう相手を縛ってる気がするんだと思うけど」


「はい」


「気持ちと行動は分けていいと思う」


 凛は静かに頷いた。


 朝、ノートに書いたことと同じだった。


「会いたいと思うのは自由」


「はい」


「でも、相手の都合を無視して押しつけるのは違う」


「はい」


「凛ちゃんは今日、その間を選べたんじゃないかな」


 その間。


 凛がずっと探していた場所。


 全部かゼロかではない場所。


 会いたい気持ちを消すのでもなく、相手に全部背負わせるのでもなく、その間で小さく伝える場所。


 凛はカップの中のココアを見つめた。


 湯気が静かに立ち上っている。


「私、いつも気持ちが出ると、すぐ悪いものにしちゃいます」


「うん」


「でも、悪いのは気持ちじゃなくて、扱い方の時もあるんですね」


「そう思う」


 真白は静かに言った。


 その言葉は、今日の凛にとても大事だった。


 夜、家へ帰った凛は、パソコンを開いた。


 今日のカフェでの会話を、作品に入れたかった。


 『名前のない大事な人』の章を開き、続きを打つ。


『その人は、私の「ココアを飲みたい」という言葉の中に、少しだけ隠した「会いたい」を見つけてくれた。

そして、それを迷惑だとは言わなかった。

今日のそれは迷惑じゃない、と言った。

その具体的な言葉が、私を安心させた。

会いたいと思うこと自体は、悪いことではない。

大切なのは、その気持ちをどう持っていくか。

相手の都合を無視して押しつけるのではなく、自分の中で全部殺してしまうのでもなく、その間を探すこと。』


 凛は続けた。


『私は、誰かを大事に思うと、すぐに自分を裁こうとする。

これは恋なのか。

依存なのか。

迷惑なのか。

重いのか。

そうやって名前をつけて、白黒を決めようとする。

けれど感情は、いつもそんなに簡単に分類できるものではない。

会いたい。

寂しい。

話したい。

そばにいると安心する。

そのひとつひとつを、すぐ罪にしなくていい。

まずは、そう感じた自分を責めないこと。

その上で、どう伝えるかを選ぶこと。

私はその練習を、甘いココアの湯気の中で少しだけ覚えた。』


 打ち終えた瞬間、凛の胸がじんわり温かくなった。


 今日は大事な日だった。


 大きな告白をしたわけではない。


 関係に名前がついたわけでもない。


 でも、会いたい気持ちを少しだけ外へ出せた。


 そして、それを受け取ってもらえた。


 凛は青いノートを開き、今日の最後に書いた。


『会いたい気持ちを、責めない夜。

全部ぶつけなくていい。

全部飲み込まなくてもいい。

小さめに持って行けばいい。

ココアの湯気に少しだけ隠してもいい。

それでも、ちゃんと届くことがある。』


 書き終えると、凛はペンを置いた。


 部屋は静かだった。


 窓の外には、冬の夜が広がっている。


 真白との関係には、まだ名前がない。


 でも、今日の凛は少しだけ思えた。


 名前がないからこそ、急いで結論を出さなくていい。


 会いたいと思う日がある。


 怖くなる日がある。


 少しだけ伝えられる日がある。


 その一つ一つを、丁寧に扱っていけばいい。


 凛はパソコンを閉じ、青いノートをそっと重ねた。


 今夜、凛は会いたい気持ちを悪者にしなかった。


 それだけで、胸の奥が少しだけやわらかかった。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


今回は、凛が真白への「会いたい」という気持ちをどう扱えばいいのか迷うページでした。


会いたい。

でも、重いと思われたくない。

頼りすぎていると思われたくない。

迷惑をかけたくない。


凛はその気持ちを責めそうになりますが、七海の言葉をきっかけに、「小さめに持って行く」という方法を知ります。


全部ぶつけなくていい。

全部飲み込まなくてもいい。

ココアの湯気に、少しだけ会いたい気持ちを隠してもいい。


真白は、その小さな「会いたい」を受け取ってくれました。


次のページでは、会いたい気持ちを責めなかった凛が、少しずつ「誰かを大事に思う自分」を受け入れ始めていきます。

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