表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/14

七話

 北東街道を外れた森は、夜になると別の顔を見せる。


 昼間はただの木々に見えたものが、夜には壁になる。枝は空を塞ぎ、葉擦れの音は人の囁きに似て、遠くで獣が踏んだ小枝の音すら、すぐ背後で鳴ったように聞こえる。


 三台の馬車は、その森の奥へ進んでいた。


 昼間の整った隊列は崩れている。


 護衛たちは、誰も口数が多くない。予定が狂った時の沈黙だった。


 襲撃は起きるはずだった。


 北東街道の狭路、石橋、急な曲がり道。どこも盗賊が好む場所だ。斥候も出ていた。盗賊団が配置についていることも確認済みだった。


 なのに、何も起きなかった。


「……気味が悪いな」


 護衛のひとりが呟く。


「黙って進め」


 先頭の男が短く返した。


 だが、その男自身も理解している。


 今回の輸送は、ただの運搬ではない。


 “選別”だった。


 中央の馬車が揺れる。


 中から鎖の擦れる音がした。


 押し殺された呼吸。小さな嗚咽。誰かが恐怖を飲み込む音。


 護衛たちは聞こえないふりをする。


 人ではない。


 荷だ。


 そう思わなければ、この仕事はできない。


 森の奥に、古い製材小屋が見えた。


 屋根は歪み、壁板は割れ、外から見れば放棄された廃屋にしか見えない。だが、地面には新しい馬車の跡があり、扉の金具だけは最近取り替えられていた。


 使われている。


 表に出せないものを、一時的に隠す場所として。


「降ろせ」


 依頼主の男が命じた。


 昼間、商人のような柔らかい笑みを浮かべていた男だ。


 だが今、その笑みはない。


 馬車の扉が開く。


 中にいた者たちが引きずり出された。


 十人。


 男、女、少年、少女。


 手足には枷。


 首輪はない。


 高価な奴隷ではないからだ。


 正規の市場に出す商品ではない。


 記録に残せない者たち。


 戸籍を失った流民。戦災孤児。亜人の血を引く者。捕まっても探す者がいない者。


 そういう人間だけが、選ばれていた。


「傷はつけるな」


 依頼主が言う。


「値が落ちる」


 その言葉に、護衛の一人が小さく笑った。


「値、ですか」


「当然だ」


 依頼主は冷たく答える。


「人は、状態によって価値が変わる」


 そこに悪意はなかった。


 もっと悪い。


 常識として言っていた。


 少し離れた木の上で、レインはその様子を見ていた。


 黒パンを齧りかけたまま、止まっている。


「……雑貨ではないですね」


 昼間の答え合わせのように、小さく呟いた。


 下では、少年が転びかけた。


 護衛が足で押す。


 少年は声を出さない。


 声を出せば殴られると知っているからだ。


 レインは黒パンを布に包み直した。


「これは、後で食べよう」


 そう言って、枝から静かに降りた。



 製材小屋の中では、依頼主が帳簿を開いていた。


 護衛の長が問う。


「旦那、予定はどうするんです」


「変更する」


「盗賊団は?」


「捨てる」


 依頼主は即答した。


「そもそも、あれは下位選別だ。街道襲撃程度で死ぬ個体なら、どのみち価値はない」


 護衛の長が眉をひそめる。


「つまり、盗賊に襲わせたのは……」


「奪わせるためだけではない」


 依頼主は帳簿に目を落としたまま言う。


「恐怖。拘束。逃走。暴力。混乱。その中で、どの個体が生き残るかを見るためだ」


 淡々としていた。


 まるで作物の出来を語るように。


「逃げようとする者。仲間を庇う者。反撃する者。諦めない者。そういう個体は高く売れる」


「どこに?」


「知る必要はない」


 護衛の長は黙った。


 依頼主は帳簿を閉じる。


「だが、今回は予定が崩れた。明朝、別ルートで搬送する。選別は第二段階へ回す」


「第二段階……」


「実験場だ」


 その言葉で、小屋の中の空気が少しだけ冷えた。


 護衛たちは荒事に慣れている。


 人を運ぶことにも、見て見ぬふりにも慣れている。


 だが、“実験場”という言葉だけは、別だった。


「公には存在しない場所だ」


 依頼主は言った。


「国境の向こう。地図に載らない施設。そこでは、人間の限界を調べている」


「……人間の限界?」


「恐怖で壊れるか。飢えで壊れるか。痛みで壊れるか。魔力を流せば耐えるか。耐えた者に、何が残るか」


 護衛の一人が、思わず顔をしかめた。


「それ、誰が買うんです」


 依頼主は初めて笑った。


「買う、ではない」


 静かな笑み。


「求めている」


「誰が」


「王だ」


 護衛たちは黙った。


「王だけではない。将軍、祭司、研究者、貴族。国の表側で綺麗な言葉を吐く者たちが、裏側でこういうものを必要とする」


 依頼主は小屋の奥に視線を向けた。


 鎖につながれた者たちが、息を殺している。


「戦争は兵を消費する。魔物災害は人を減らす。なら、壊れにくい兵を作りたいと思うのは自然だろう?」


 誰も答えない。


「これは商売ではない」


 依頼主は言った。


「事業だ」


 その声には誇りすらあった。


「複数の国が関わっている。表では互いを罵り、裏では同じ机に金を置く。連合国同盟ですら全貌を掴めていない」


 護衛の長が喉を鳴らす。


「旦那、その話は俺たちが聞いていいんですか」


「聞いたところで何もできん」


 依頼主は笑う。


「この計画の背後には、“白塔”がいる」


 白塔。


 その名を聞いた瞬間、護衛の数人が顔色を変えた。


 白塔とは、国の名前ではない。


 組織の名前でもない。


 正確には、表に存在しない。


 だが、裏の仕事をする者なら誰もが知っている。


 王族の顧問。大貴族の資金。教会の異端研究者。軍の禁忌部門。


 そうしたものが、国境を越えて繋がる場所。


 誰が主かは分からない。


 だが、誰も逆らわない。


 逆らえば、消える。


「だから安心しろ」


 依頼主は言った。


「我々はただの悪党ではない」


 その時だった。


 小屋の外で、見張りが声を上げた。


「誰かいる!」


 依頼主の顔が変わる。


「確認しろ」


 見張りが外へ出る。


 数秒。


 何も起きない。


 戻ってこない。


 別の護衛が向かう。


 また、戻ってこない。


 小屋の中の空気が変わった。


 護衛の長が剣に手をかける。


「何だ」


 外から声がした。


「すみません」


 軽い声だった。


「道を聞きたいんですが」


 扉が開く。


 そこに立っていたのは、レインだった。


 くたびれた外套。


 安物の短剣。


 手には、布に包んだ黒パン。


 依頼主は目を細める。


「……お前」


「こんばんは」


 レインは軽く会釈した。


「ここ、道に迷いやすいですね」


「なぜここにいる」


「少し気になりまして」


「何が」


 レインは小屋の奥を見る。


 鎖につながれた者たち。


 震える少年。


 立ったまま泣くのを堪えている少女。


「狭そうだったので」


 その答えに、依頼主は一瞬だけ沈黙した。


 それから、顔を歪める。


「殺せ」


 短い命令。


 護衛たちが動く。


 速い。


 訓練されている。


 無駄も少ない。


 だが――届かない。


 最初の男が踏み込む。


 レインは半歩横へずれる。


 すると男の剣が、後ろの護衛の盾に当たる。


 別の男が回り込む。


 足元の板が軋み、体勢が崩れる。


 弓を構えた者は、射線上に仲間が入って矢を放てない。


 誰も転ばせていない。


 誰も殴っていない。


 誰も斬っていない。


 レインはただ、そこにいる場所を少しずつ変えているだけだった。


 だが、それだけで護衛たちの動線が潰れていく。


 狭い小屋。


 散らばった木材。


 床の軋み。


 仲間の位置。


 武器の長さ。


 恐怖による呼吸の乱れ。


 それら全てが、レインに味方しているように見えた。


「何をしている!」


 依頼主が叫ぶ。


「相手は一人だぞ!」


「分かってます!」


「なら殺せ!」


「届かねえんだよ!」


 護衛の一人が叫んだ。


 その声には、苛立ちよりも恐怖が強かった。


 レインは首を傾げる。


「危ないですね」


「お前が言うな!」


 護衛の剣が振るわれる。


 レインは後ろに下がる。


 剣は空を切り、そのまま柱に刺さった。


 柱が軋む。


 上から古い木屑が落ちる。


 視界が一瞬だけ塞がる。


 その隙に、鎖につながれていた少年の枷が外れていた。


 切れていない。


 壊れていない。


 ただ、外れている。


 少年は呆然と自分の手首を見る。


 レインが言う。


「左の壁沿いに」


 少年は反射的に動く。


「走らないでください。音が出ます」


 少女が続く。


 女が続く。


 男が続く。


 誰もが恐怖で足が震えている。


 だが、不思議と護衛の視線はそちらへ向かない。


 向かおうとした瞬間、別の護衛が邪魔になる。


 足場が崩れる。


 煙が舞う。


 誰かの怒号が重なる。


 まるで小屋そのものが、彼らの脱出を隠しているようだった。


 依頼主だけが気づいた。


「おい! 商品を――」


「商品ではないと思います」


 レインが言った。


 軽い声。


 だが、その一言で小屋の温度が変わった。


「黙れ」


 依頼主の声が低くなる。


「お前に何が分かる」


「狭いのは嫌だろうなと」


「その程度の理由で、我々の事業を潰す気か」


「事業」


 レインは少し考える。


「言い方が大きいですね」


「大きいとも」


 依頼主は笑った。


 怒りと誇りが混ざった笑み。


「これは個人の商売ではない。国境を越えた計画だ。王も、軍も、貴族も、神官も、皆が必要としている」


「そうですか」


「人は弱い。だから強くしなければならない。壊れる者は使えない。耐える者を選び、加工し、兵にする。これは未来への投資だ」


 ガレスがいたら、怒鳴っていただろう。


 エリシアがいたら、剣を抜いていただろう。


 ミアがいたら、顔を青くしていただろう。


 だが、レインは静かだった。


「強くしたいんですか」


「そうだ」


「なぜ?」


「世界は弱者を待たない」


 依頼主は即答した。


「魔物は人を食う。国は国を滅ぼす。神は気まぐれに人を裁く。ならば、こちらも備えるしかない」


 レインの目が、ほんの少しだけ細くなった。


 神。


 その言葉だけが、薄く空気に残る。


「そのために、人を壊すんですか」


「壊れるなら、そこまでの器だったということだ」


「なるほど」


 レインは頷いた。


「僕は、あまり好きではないです」


「好みの話ではない」


「いえ」


 レインは依頼主を見る。


「結構、好みの話だと思います」


 その瞬間、依頼主は懐から黒い魔石を取り出した。


 逃走用ではない。


 攻撃用でもない。


 通信石だった。


「白塔へ繋げ」


 魔石が鈍く光る。


 依頼主は叫ぶ。


「予定外の介入者だ! Fランク冒険者、名はレイン! こいつが――」


 言葉が途切れた。


 魔石の光が消える。


 壊れてはいない。


 ただ、繋がらない。


「……なぜだ」


 依頼主が呟く。


「なぜ繋がらない」


 レインは少しだけ首を傾げた。


「夜だからですかね」


「ふざけるな!」


「よく言われます」


 護衛の長が背後から斬りかかる。


 レインは避けない。


 ただ、少しだけしゃがんだ。


 剣はレインの頭上を通り過ぎ、依頼主の手元の魔石を弾いた。


 魔石が床に落ち、砕ける。


 護衛の長が青ざめた。


「あ……」


 依頼主は震えた。


 怒りではない。


 恐怖だった。


 白塔との連絡手段を失った。


 その意味を、彼は理解している。


 失敗した者。


 証拠を残した者。


 計画の一端を知られた者。


 白塔は、そういう者を許さない。


 依頼主は後ずさる。


「違う……私は、私は指示通りに……」


「そちらは裏口です」


 レインが言う。


 依頼主は反射的に走る。


 裏口を開ける。


 そこには、ガレスがいた。


「おう」


 拳が入る。


 依頼主は床に転がった。


 ガレスの後ろには、エリシアもいる。


 彼女は小屋の中を見て、一瞬で状況を理解した。


 そして、レインを見る。


「一人で行くなと言われなかったか」


「善処しました」


「していない」


「少しだけ」


「していない」


 ガレスが倒れた依頼主を縛り上げながら言う。


「お前、これを少しって言うのか」


「皆さんが来るまでの時間稼ぎです」


「時間稼ぎで組織一個潰すな」


「そうなんですか?」


 ガレスは頭を抱えた。


 エリシアは小屋の奥を見る。


 鎖は外れている。


 人々はいない。


 逃げた後だ。


「どこへ逃がした」


「安全な方へ」


「どこだ」


「言わない方がいいと思います」


 エリシアは黙った。


 その答えは、拒絶だった。


 だが、正しい拒絶でもあった。


 今ここにいる全員が安全とは限らない。


 ギルドも、衛兵も、国も。


 白塔という名が出た以上、どこまで腐っているか分からない。


「分かった」


 エリシアはそれ以上聞かなかった。


 ガレスが眉をひそめる。


「いいのかよ」


「今は聞かない方がいい」


「……そういうもんか」


「そういうものだ」


 レインは少しだけ嬉しそうに笑った。


「助かります」


「助けられているのは、こっちかもしれない」


 エリシアはそう言いかけて、やめた。


 口にすると、何かが決定的になる気がした。


 昼過ぎには、王都ギルドの応援と衛兵が到着した。


 依頼主と護衛たちは拘束された。


 製材小屋からは偽造書類、取引記録、複数の国名が暗号化された帳簿が見つかった。


 そして、白い塔の印。


 それが、焼き印のように書類の端に押されていた。


 エリシアはそれを見て、表情を硬くする。


「白塔……」


 ガレスが聞く。


「知ってるのか」


「噂だけだ」


「噂?」


「国の外側ではなく、国の内側にいる怪物だ」


 ガレスは黙った。


 レインはその印を見ていた。


「塔ですか」


「心当たりがあるのか」


「高いところは、あまり得意ではないです」


「そういう意味ではない」


「ですよね」


 レインは笑った。


 だが、その笑みは少し薄かった。


 夕方、王都ギルド。


 戻った一行を見て、ミアはすぐに何かが起きたと分かった。


 ガレスの服には木屑がついている。


 エリシアの表情は硬い。


 レインはいつも通りだが、手に持っていた黒パンが減っていない。


「……無事なんですね」


 ミアが言う。


「はい」


 レインが答える。


「何をしたんですか」


「道を少し教えました」


「それだけですか」


「はい」


 ミアは深く息を吐いた。


「それが一番困るんです」


「そうなんですか」


「はい」


 ミアは真面目に言った。


「レインさんの“少し”は、少しではないので」


 レインは困ったように笑う。


「普通の加減が難しいですね」


「もう普通じゃないですよ」


「それでも、そうしたいんです」


 短い沈黙。


 ミアはそれ以上言わなかった。


 ガレスが酒場側から声を上げる。


「おい、レイン!」


「はい」


「飯行くぞ」


「今日もですか?」


「今日もだ」


「最近、贅沢が続いています」


「今日は文句言うな。胸糞悪い日だから、うまいもん食うんだよ」


「そういうものですか」


「そういうもんだ」


 レインは少し考え、頷いた。


「では、安いもので」


「まだ言うか!」


 ギルド内に小さな笑いが起きる。


 だが、笑っていない者もいた。


 エリシアだ。


 彼女はレインを見ていた。


 彼は何をしたのか。


 力ではない。


 魔法でもない。


 剣でもない。


 ただ、配置を変えた。


 ただ、道を示した。


 ただ、立っていた。


 それだけで、人身売買の一団が崩れ、白塔の一端が露出した。


 普通の強者なら、敵を倒す。


 レインは違う。


 敵が勝手に崩れる場所に、世界を少しずらす。


 そんなふうに見えた。


 夜。


 王都の外れに停められた黒い馬車の中で、監察官補佐は報告書を書いていた。


 ヴァルドはいない。


 アルゼイア王国へ向かったままだ。


 だが、報告は送らなければならない。


「密輸組織の一部を拘束」


 筆が進む。


「積荷とされた十名は行方不明。死亡痕跡なし」


 さらに書く。


「対象レイン、戦闘行動なし。魔力反応なし」


 そこで筆が止まる。


 事実だけを書くなら、そうなる。


 だが、それでは何も伝わらない。


 補佐官は奥歯を噛んだ。


 報告書というものは、現実を整えるためにある。


 だが、今回の現実は整わない。


 敵は崩れた。


 被害者は消えた。


 依頼主は捕まった。


 白塔の名が出た。


 そして対象は、何もしていない。


 そんな報告があるか。


 だが、そう書くしかない。


 補佐官は一文を加えた。


 ――対象周辺において、敵対行動の連鎖的失敗を確認。


 さらに続ける。


 ――対象の直接介入は確認できず。


 筆が止まる。


 少し悩み、最後に書く。


 ――ただし、結果は対象の意図に沿って収束した可能性あり。


 封蝋を押す。


「アルゼイアへ送れ」


「至急ですか」


「ああ」


 補佐官は短く答えた。


「至急だ」


 部下が報告書を持って出ていく。


 馬車の中には、ランプの揺れる音だけが残った。


 補佐官は椅子に沈み込む。


 白塔。


 レイン。


 ヴァルドの不在。


 王都の中で、何かが動き始めている。


 彼は窓の外を見る。


 遠くに、ギルドの灯りが見えた。


 そこでは今頃、あのFランク冒険者が安い飯を食べているのだろう。


 世界の裏側を少し壊しておきながら。


 何もしていないような顔で。


 補佐官は、初めて小さく呟いた。


「……本当に、何者なんだ」


 答える者はいなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ