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緑色のアイツらがいるこの星はナメ○ク星ではありません。

鉄板というかテンプレというか彼らが登場するのはやっぱり避けて通れませんよね!

ゲームで言うと彼らこそが戦闘のチュートリアルの大御所と言った所でしょう。と勝手に思っている執筆者であります。

「ギャギャッ…ギャッ…ギャッギャギャッ!」


 振り返り森の方を凝視する。


 すると子供くらいの身長をした緑色の生物(身長120センチ~130センチ程度)が5匹で、角の生えたウサギみたいな生物1匹を追って森から出てきた。


 あれはこの異世界の子供なのだろうか?耳や鼻が尖って全体的に緑色の肌をしている…。


 ここはナメ○ク星で、アイツらはこの星の普通の住民なのだろうか?だったらかなり嫌だなぁ…と、現実逃避しそうになる思考を何とか現実へ戻し、頭の中で鑑定と唱え緑色の生物を注視してみた。



***************

***************

ゴブリン

レベル:2

モンスター:F

ーーーーーーーーーー

スキル

・剣術(1)

***************

***************



 おお…。あれってナメ○ク星人じゃなくてゴブリンだったのか…。


 この世界の住民が皆あんな奴らばかりだったら俺、精神的に詰んじゃうとこだったわ…。


 肌が緑色で汚そうな腰布一枚付けて顔つきは醜く凶悪そうで…涎とか垂れまくってるし、友達になるのも正直NG出しちゃう自信しかない。


 もういっそのことピ○コロさん!とか叫んじゃうところだったわ!…とにかくあの緑色の生物がモンスターで本当に良かった。



 …ってあれ!?あれがモンスターなのっ!?


 

 俺はガバッともの凄い勢いでうつ伏せになり、ゴブリンに気付かれないように隠れた。


 心臓がバクバク鳴ってるのが自分でも分かる。


 息を潜めて、恐る恐るゴブリンが居た方向に目を向けてみると、ゴブリン達は傷だらけで今にも息絶えそうな角の生えたウサギを、下卑た奇声をあげながら弄んでいる所だった。

 

 ゴブリンえげつねぇ…。


 取りあえずウサギには悪いが今の内に他のゴブリン達も鑑定してみよう。


 全体的にゴブリンのステータスは皆同じくらいだった。


 スキルの方は剣術(1)(レベル1)以外のゴブリン達が短剣術(1)が2匹、槍術(1)、弓術(1)と言う感じの内訳だった。


 てか、ゴブリンって低級なモンスターというイメージが俺の中にあるのだが…当たり前にスキル持ってるんだな…。

 

 俺は思った。


 木刀しか持っていない俺が今アイツらと戦って勝てるのだろうか?というか殴り合いの喧嘩ですら必ず負ける俺がモンスターに勝てたりするものなのだろうか?


 地球というか…日本で人生はそう甘くないということを実体験してきた俺にはどうも自信が持てない。

 

 小説やゲームだといきなり戦闘が始まっても普通に勝てたりするものだが、今いる世界は本物だ。


 しかも、あいつらは錆びてはいるものの生物を殺せる本物の武器を持っている。


 …さらにその武器に応じたスキルまで備えている。


 …もしかして俺が送られた世界というのはゴブリンでさえ強敵なかなりハードモードの世界なんじゃないだろうかと、思考はどんどんマイナス方向へと流されていく。



 だが、ここで状況に変化が起こった。



 弓術スキルを持ったゴブリン以外が俺の視覚に入ると『分析完了』と言う文字がそれぞれゴブリン達の頭上に光の文字で現れたのだ。


 どうやら俺が暗い思考に流されている間に神眼スキルの分析が開始され、知らぬ間に完了していたらしい。


 弓術スキルを持つゴブリンは俺が見ている間に弓での攻撃なんかは一切していなかったので分析されなかったのだろう。


 後は、分析の終わったゴブリン達に触ればスキルを奪うことができるということなのだが…。


 スキルを奪う最後の難関というか、分析が完了した相手に直接触れないとスキルを奪うことができない。


 これって思ってた以上に難易度が高くないか?


 と、今回は諦めようかと考え始めたその時、突然背後から突風が吹いた。


「うわっ!」


 緊張していたせいか突風に素で驚いてしまい、咄嗟に声が漏れてしまった。


「ギャ?ギャギャッ?」


 ゴブリンの1匹。


 弓術スキルを持っているゴブリンが俺の声を聞きつけ、こちらへ振り返り警戒しはじめた。


 まずい…ここで見つかればアイツらに囲まれてフルボッコ、というかさっきのウサギの様に死ぬ間際まで武器で刺したり突いたりされながら、(もてあそ)ばれた末に殺されるだろう…。


 俺が知っている小説の中でのゴブリンも大概弱いものを弄びながら殺して食べるというのがゴブリンの定番である。



 まずい!まずい!!まずい!!!



 俺は半狂乱になりながらも、この窮地を抜け出す為には分析の完了したゴブリン達のスキルを奪って戦うしかないことを認識する。

 

 精神面を戦闘モードへと移行していく…。


 どうして俺の思考がそんな風に働くのかというと、俺は昔から根性や意気地がある方ではないが“逃げ場が無いと自分で判断した時には逃げずに立ち向かう”という行動を起こす性格だった。


 “窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)”を体現する(ねずみ)の様な男だと言っても過言ではないだろう。


 ていうか鼠の様な男って全然恰好よくない…というか寧ろ格好悪いな…。


 親には普通はそうなる前にどうにかしとくもんだと、説教され怒られたりしたことも少なくは無いが、これが俺の人間性というか…。


 とにかく俺は立ち向かうことを決めたんだよ、うん。


 俺はうつ伏せの姿勢をキープしながら腕だけを動かし小石を拾い、弓術スキルを持ったゴブリンが、別方向を見るよう視線を逸らせる為に小石を投げた。


 小石が草むらに落ち微かな音がした。

 

 弓術ゴブリンが小石の落下地点に視線を向けた瞬間、俺はうつ伏せになった体勢から即座に立ち上がり、弓術ゴブリンに猛ダッシュして急接近する。


 そして接近したと同時に振り上げた木刀を思い切り弓術ゴブリンの脳天に打ち下ろした。

ついに戦闘が始まりましたね!

戦闘シーンを書くのも始めてですが誰にでも初めてというのはあるんだから気合い入れていきましょう!

とにかく気持ちよく書いていこうと思います!

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