敗者の空虚、勝者の孤独
過去は、決して消えることはない。
忘れたつもりでも、
断ち切ったつもりでも、
その記憶は静かに心の奥で息を続けている。
友情とは何だったのか。
信じるとは何だったのか。
失われた答えを探すため、
一人の男は再び過去へ歩き始める。
――やれやれ。
溜め息が、自然と出た。体の重さにまかせてそのまま椅子に沈み込む。革が軋む。その音が、子供の頃に散々解体した試作品の古い歯車に似てて、なんとなく……いや、別にどうでもいいか。窓の外、午後の陽が差し込んでくるのはわかる。でも見る気にならない。視線は天井のどこか――いや、過去のどこかに漂ったまま、戻ってこない。
天才だなんて、別に思われたかったわけじゃ、なかった。
そうぼんやり考えながら、指が何の拍子もなくアームレストを叩いてた。わかってた、目立つってこと。それでも才能を晒した。……なんで?好きだったから。ものを作るのが、好きだったから。それだけが世界の退屈さを忘れさせてくれた、唯一のものだったから。
記憶が、濁った川みたいに流れ出す。
♢ ♢ ♢
昔からそうだった。別に人嫌いってわけじゃない。両親のことも、嫌いじゃなかった。ただ……世界が遅かった。人が遅かった。会話が遅かった。でも機械は違う。魔力回路の小さな図を夕飯の途中で紙ナプキンに書きながら、それだけが本当に面白かった。
初めて扇風機を改造した時のことを覚えてる。親父のラボから拾ってきた廃石から魔力核を取り出して、熱を感知すると自動で動くようにした。バカみたいなもので、数秒で止まったけど――あれは、面白かった。学校に持っていったら、クラスの連中が本物の魔法を見たみたいな顔してた。笑ってみせたけど、内心では思ってた。
『これはなんでもない。本当のものを見せたら、どうなるんだろう』
それからミキサーとトースターを合体させた。結果何ができたかって言うと……なんと呼ぶか自分でもよくわからないやつで、魔力エネルギーの小さな弾を飛ばしてガレージの壁に黒い焦げ跡を作るだけのものだった。一週間も怒られた。でも心の中では、誇らしかった。
動いた。それだけで十分だった。
一度、乗り物を改造しようとしたこともある。飛ばしたかったか、せめて自走させたかった。でも最初のケーブルを繋ぐ前に母親にガレージから追い出された。
「危ないわよ、ヴィクター。家が爆発するじゃない」
やれやれ。また現実が実験の邪魔をする。
両親も止められないと悟って、年齢に達したらすぐアカデミー・エンディミオンに送り込んだ。荷物をまとめながら思った。魔術師だらけの場所か。俺と同じような人間がいるのかな……まあ、わからない。いつもわからなかった。
着いてみれば、確かに楽園みたいだった。ラボも魔導書も、何時間でも研究できる古い魔導具も。全部面白かった。でも生徒たちは違った。傲慢なやつ、意地の悪いやつ、見栄っ張りなやつ。一族の金と歴史を盾に自分たちが上だと信じてる魔術師たち。マジクス純粋種を妬みと侮蔑を同時に向けながら見てる連中。
どこにそんな誇りの根拠があるのか、さっぱりわからなかった。純粋種には劣って、人間とはちょっとしか違わない。威張る理由がどこにある?
でも肩をすくめて、自分のことに集中した。各々に生活があって、各々に事情がある。俺のは単純だった――勉強して、実験して、いつかは本当に意味のあるものを作る。それだけで十分だった。
♢ ♢ ♢
部活に入れる日を待ってた。その日が来た時、一秒も迷わなかった。魔術技術開発部に入った。エンディミオン唯一の、先生に二分ごとに監視されなくて済む場所だったから。
初めて部屋に入ると、誰もいなかった。魔力照明の唸りだけが静寂を満たしてた。椅子に座って、ノートを出して、待った。誰か来るだろう、そう思って。いつも来るんだから。
でも誰も来なかった。退屈になって、鞄から触媒の試作品を出して精密ドライバーで回路を調整し始めた。集中してたから、最初の音は聞こえなかった。
トン。
頭を上げた。見回す。何もない。また作業に戻った。
トン、トン。
ドライバーを置いた。……なんだ。ゆっくり立ち上がって、部屋を見渡す。机、椅子、魔力部品と電気部品でいっぱいの棚。全部普通に見えた。
トン、トン、トン。
先生の机の下から聞こえた。ゆっくり近づく。靴底が木の床をかすかに撫でる。屈んで、覗き込んだ。
そこに目があった。
ガラス玉みたいに黒く光る目が、机の下の暗がりからこっちを見てた。その持ち主は膝を胸に引き寄せて腕で脚を抱え、どちらかというと安心よりも身を守るような姿勢で座ってた。長くて黒い髪が、ぐしゃぐしゃのカーテンみたいに顔にかかってた。
心臓が一瞬止まった気がした。
「ああああ――!!」
叫び声が、止める間もなく出た。一歩退いた。バランスを崩した。教授の机の椅子もつられて倒れ、金属音が空っぽの部屋に響いた。すぐそばにいた俺も、その勢いで床に崩れ落ちた。
机の下の人間は動かなかった。じっとこっちを見てた。そして落ち着いた声で、ほとんど囁くみたいに言った。
「……こんにちは」
瞬きした。後頭部をさすった――倒れた椅子の縁にぶつけていた。
「……君は、誰?」まだ息が整ってなかった。
その人が机の下から思ったよりずっとすばやく出てきた。立ち上がって服の埃を払って、起き上がるのを手伝うために手を差し出した。
「蓮次郎・アッシュフォードです」
広くもなく恥ずかしそうでもなく、ただ……正直な笑顔で言った。
「部活に入ろうと思って来たんですが、早く着きすぎて。眠くなって、机の下で寝てました」
しばらく見つめた。髪はぐしゃぐしゃで、制服はよれよれで、頬にインクの染みがあった。天才には見えなかった。何かを目指してるようにも見えなかった。ただ……変な人、にしか見えなかった。
「お前も変わってるの、顔に書いてある」
思わず半笑いになりながら言ってた。
「ありがとうございます」
褒め言葉みたいに受け取って、彼は答えた。
あの瞬間から、俺たちは離れなかった。
♢ ♢ ♢
蓮次郎が外向きで俺が内向きだったから、ってだけじゃない。蓮次郎が、理解してくれたから。細部への拘りも、全てが完璧に機能しなきゃ気が済まない性質も、本当に難しい課題がある時だけ本気になるという暗黙のルールも。俺は俺で蓮次郎の野心を、魔術師の世界を変えられると信じる必要を、理解してた。
「想像してみろよ」
と蓮次郎はエンディミオンの食堂でコーヒーを飲みながら言った。
「考えるだけで詠唱できる触媒。俺たちの代わりに術式を詠唱してくれるAI。三分で魔力を食い尽くさない魔術の鎧」
頷きながら、頭の中ではすでに試作品を設計してた。魔術技術で改造した乗り物、魔力核のリサイクルで自動清掃する家、魔術師たちが隠れなくてもいい未来――その技術が人間に自然な進化として受け入れられるほど進んだ未来。
でも年月が経つにつれて、俺たちの子供の夢が大人の現実にぶつかった。限られた予算、厳しい規則、革新者を支えるためでなく一族間のバランスを維持するためにある制度。
「金が要る」
とある午後、複合触媒のプロトタイプの設計図を見ながら蓮次郎が溜め息をついた。
「資金がなければ、大きなことは何もできない」
「わかってる」
いつもの疲れた声で答えた。
「でも、こういうもんだ。俺たちは隠れた魔術師だ。人間みたいに銀行から借りるわけにもいかない」
蓮次郎が拳を握るのが見えた。その目に、好きじゃないものが見えた。決意――そうだが、その奥に……苦さも。
♢ ♢ ♢
最終学年が来て、卒業研究があった。初めて俺と蓮次郎はライバルになった。個人の課題だった。
「成績の高い方が、開発の本物の天才だ」
と蓮次郎は言った。目が笑ってない笑顔で。
「どっちが天才かなんてどうでもいい」
肩をすくめた。
「自分のが動けばいい」
「それが、お前らしいな、ヴィクター」
一年、ほとんど顔を合わせなかった。それぞれ工房に籠って、それぞれの発明を仕上げた。何気ない会話も、一緒に飲んだコーヒーも、不可能な理論についての議論も、全部消えた。寂しかった――でも何も言わなかった。あいつは勝ちたいんだ、思った。好きにやらせろ。俺はただ終わらせたい。
発表の日が来た。蓮次郎が先だった。マジクスの世界の魔力鉱山から採掘した魔力石を使って魔力を貯蔵する機械だった。石を魔力で満たして、必要な魔術師に注入するために排出する。それを無限に繰り返す。理論的には革命的なアイデアだった。
「面白い」
と審査員の一人、グリムストーン一族の開発局長を務めた白髪の老人が言った。
「だが現状では実用的じゃない。石の輸送コスト、排出の効率……改善が必要だ。多くの改善が」
評価は90.4点。蓮次郎は失望を表情に出さなかった。でも十分知ってたから、ひびが見えた。失敗したわけじゃない――でも満点じゃなかった。あいつにとって、最高点じゃないのは負けと同じだった。
俺の番が来て、新型の触媒を発表した。ワイルドソウルのハンター専用に設計した杖。耐久性があって、効率的で、今まで他の触媒には出せなかった精度で接近戦の魔術が使えるものだった。
「なぜ杖なんですか?」
別の審査員が聞いた。
「もっと野心的なものを作れたはずでは」
「機能するから」
疲れた声で答えた。
「触媒は魔術師の武器だ。それがなければ力を発揮できない。純粋種は別だが、そんな話はしてない」
評価は95.3点。勝った。
でも喜びはなかった。唯一の友人を打ち負かした空虚さしかなかった。
それから蓮次郎は変わった。どんな細部も、どんなに小さくても、越えるべき山になった。どんな批評も、止まらない傷になった。遠ざかっていくのを見てた、どんどん遠く、どんどん自分の頭の中に沈んで――止め方がわからなかった。
「一緒にやれる」
一度言った。
「誰が勝ったかなんて関係ない」
「関係ある」
蓮次郎はこっちを見ずに答えた。
「いつだって関係ある」
♢ ♢ ♢
年月が過ぎた。それぞれが自分の技術を発展させた。ハンターの触媒を磨いて、新型を作って、効率のいい魔力貯蔵システムを設計した。尊敬される存在になった――でも、自分では、エンディミオンに来た頃から何も変わった気がしなかった。ただ、疲れた。
そこへメッセージが来た。
『ヴィクター。永遠に魔力を調整できる機械を作った。見に来てくれ』
蓮次郎からのメッセージに、久しぶりに何かが灯った気がした。これがあいつに必要だったのかもな。これで執着から抜け出せるかもな。
見に行った。
……そして凍りついた。
機械は動いてた。でも代償が、あまりにもひどかった。どうやって魔力を調達したかは、知りたくなかった。何人の魔術師が搾り取られたか、何人の民間人が実験台にされたか――知りたくなかった。ただ、行かなければよかったと思った。
「蓮次郎、これはおかしい」
できる限り落ち着いた声で言った。
「続けられない」
「何を達成したかわかるか?」
と蓮次郎は言った。目が、記憶の中とは違う光り方をしてた。
「どうやったかはもう関係ない。結果だけが意味を持つんだ。結果だけが、意味を、持つんだ」
「……もう手伝えない」
離れた。それ以来、会わなかった。
♢ ♢ ♢
蓮次郎の死の知らせは、胃に拳を打ち込まれるみたいだった。黒木・ワイルドソウルが殺した。機械は奪われた。そして俺は、友人として協力者として、ワイルドソウル一族の牢獄に引きずられ、七賢者の前で裁判にかけられた。
全ての質問に答え、持っている情報は全部出した。俺は蓮次郎の無実を訴え続けた――事実そうだったから。だが賢者たちは彼を有罪と宣告し、俺だけを無罪とした。評判は、その瞬間に粉々になった。
魔術師たちは冷たい目を向けた。一族は背を向けた。上層部の会議への招待はほとんど来なくなって、来ても視線は侮蔑だった。
もういいや。工房に籠もりながら思った。もう何も関係ない。
そこへ、春花・ナイトシェイドの提案があった。
ナイトシェイドのコレクションの首輪――人狼への変身を与えるもの、それを使いこなせれば陰陽師と渡り合えると言った。
頭を上げた。数か月ぶりに、何かに興味が湧いた。
ナイトシェイド一族の首輪。あの一族の忘れられた成果。着用者を強靭な獣に変える。自分から志願した。勇気からじゃない、愛国心からでもない。ただ――存在し続ける理由が欲しかった。
訓練は過酷だった。首輪は持続不可能なほど魔力を消費して、人狼の形を保つのは消耗した。でもナイトシェイドの古文書の中に読んだ一節を思い出した。魔力のない一人の人間の女性が、誰よりも上手く首輪を使いこなしたというもの。どうやったかは書いてなかったが、事実として残ってた。
あいつにできたなら、俺にも。
そう思って、続けた。毎日。毎晩。体が変容に慣れるまで。心が獣と共存することを覚えるまで。
そして完全に制御できた日、自分の声に似ているが自分ではない声が聞こえた。人狼の意識だった。
「この力を支配したいのか?」
「……ああ、必要だから」
「世界を壊したいのか。それとも最強になりたいのか?」
「……どちらでもない」
「なら、俺の力に何を求める?」
「俺が求めるのは……」
言った瞬間、変容が完全に完成した。制御できた。どうしてあの変身に独自の意識があるのか、今でもわからない。でも深く考えるのは止めた。他にすべきことがある。
一族の長たちが祝ってくれた。「数十年ぶりだ」と言われた。
頷いた。でも心の中では思ってた。
俺が最初じゃない。俺より前に、何人かが成し遂げてた。
謎は頭に残った。でも調べる時間はなかった。陰陽師との戦争が激化して、新しい任務があった――他の魔術師たちも人狼になれるよう、訓練すること。こうして人狼部隊が生まれた。全員がリディア・ナイトシェイド――「同盟」の戦略家――の指揮下に置かれた。
♢ ♢ ♢
陰陽師との小競り合いは、ルーティンになった。俺たちが現れて、戦って、倒す。そして黒木がいつもの忌まわしいテレポート魔術で奴らを逃がす。誰も死なない。誰も勝たない。盤面が凍りついたみたいで、両陣営が何かを待ってるみたいだった。
何も理解できなかった。でも理解するために金を貰ってるわけじゃない。ただ戦う、それだけだ。
ウィンターフォール邸に行けという命令が来るまでは。
着いた時、エレノア・ウィンターフォールが床にいた――霊魔術師で、喋る人形を作った人。消耗しきって、陰陽師に仕留められかけていた。人形は彼女の前に立って、磁器でできた存在とは思えない雄弁さで陰陽師に話しかけていた。道理を説こうとしていた。
一瞬、世界が止まった気がした。
人形が、俺たちより人の心を理解してる……なんて皮肉だ。
割り込んだ。エレノアを守った。同盟が来るまで陰陽師と戦い続けた。いつも通り、黒木がテレポートで連れ去った。
戦いの後、リディアが演説した。声が戦場に響いた。
「ようやく黒木の行動パターンが見えましたわ!」
朗々とした口調で言った。
「次に陰陽師と対峙した時が、真の戦いになります。黒木に軍の一部を失わせ――そして捕らえます。どんな代償を払ってでも、ですわ!」
聞いた。頷いた。でも意識は別の場所にあった。
エレノアを立ち上がらせるのを手伝いながら、手を差し伸べながら、ほんの短い、でも本物の繋がりを感じた。
こいつも、壊れてるんだな。俺みたいに。
* * *
家に帰っても眠れなかった。蓮次郎の記憶が追いかけてくる。本当に怪物だったのか、それとも善いものが何か残っていたのか――それを知りたいという渇望が、内側を蝕んでた。
邸に行くしかない。そう決めた。残したものを見なければ。
ワイルドソウル一族に電話した。管理者と手短に話した。
「蓮次郎の邸に入る許可が欲しい。ノートを調べたい、研究を。理解したい」
「ハンターを一人付けます」
と管理者は言った。
「一人では行かせられません」
「わかった」
* * *
翌朝、何年かぶりに感じる予感を胸に準備した。今日で全部変わる。着替えながら思った。
ワイルドソウル一族の邸に着くと、駐車場に車が待ってた。窓から手が出てきて、乗れと合図してた。従って扉を開けると、運転手がわかった。
マーカス・ワイルドソウル。実績のある狩人。一番いいのを付けてきた。
……変に緊張した。正式にしようとしたが、言葉がいつもの自分のだるさで出てくる。
「……まあ、来てくれて……ありがとう。一応」
マーカスはすぐには答えなかった。目は遠くに向いて、手はハンドルを握ったまま、指の関節がわずかに白くなってた。
「なんであそこに行きたいんだ?」
やがて聞いてきた。何かを隠す声で。怒り、かもしれない。それとも痛み。
見た。こいつも抱えてるものがある。みんなそうだ。
「……蓮次郎が残したものを見たい。完全な悪人だったとは信じたくない。何か見つかれば、あいつの名前をきれいにできるかもしれない。それか、少なくとも……俺が楽になれる」
マーカスは黙った。指がハンドルの上でさらに強張った。
「あの場所は……」
と始めて、声が少し、かすれた。
「大切な人を失った場所だ。大切な、人を」
誰か、と聞かなかった。聞く必要がなかった。
「それから戻ってないんだ」
とマーカスは続けた。
「準備できてるかどうか、わからない」
胸が、少し痛んだ。こいつも答えを探してるんだ、と思った。あるいはただ、傷を閉じたいだけかもしれない。
「車に残ってていい」
疲れた声で言った。
「入る必要はない。ただ、俺が着けばそれで……」
マーカスはしばらく見てた。それからまるで決めたみたいに、エンジンをかけた。
「お前は思ってるより自分勝手だな」
なぜそう言ったのか、わからなかった。マーカスみたいな人間に話しかけることも今でも難しいから――頭が、これ以上考えるのをやめた。
車が道路に滑り出した。ワイルドソウル邸を後にして、蓮次郎の邸へと続く道に入っていく。窓の外を見ながら、胸の中で期待と恐怖が混ざり合うのを感じた。
見つかるといいな、と思った。行く価値があるといいな。
太陽が昇り始めて、空が朝の輝きに染まっていた。車は進み続けた――二人の壊れた人間を乗せて、癒やしてくれるか、それとも永遠に壊してしまうかもしれない場所へ。
――真実は、必ずしも救いではない。
閉ざされた扉の向こうには、
罪だけでは語れない過去が眠っている。
一人の少年が抱いた願い。
一つの命に託された奇跡。
そして、善悪だけでは裁けない現実。
次回――
眠り続ける少女
その真実は、
誰の正義をも揺るがしていく。




