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魔法世界は運用で回る  作者: 月の位相
夫婦編

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170/258

第170話 番組表は基盤である

 王都術務室の大会議室は、朝から人で埋まっていた。


 術勢供給庁から、運用主任のガレンと、部下が二人。

 映像放送局から、編成部長のハルドと、若い担当のノエ。

 蒼帯通信社の担当者。

 番組公式の魔法仮想文書を預かる、テオ。

 術務室の担当者が二人。

 壁際に、ルドーが腕を組んで立っている。

 そして、私。


 窓は開けてある。

 昨夜の熱が、まだ部屋のどこかに残っている気がした。


 人が集まると、まず立場が並ぶ。

 問題は、あとから並ぶ。


———

 最初に口を開いたのは、放送局のハルドだった。


「まず申し上げますが、番組は予定どおり放送しております」


 書類の束を、机に置く。


「終了の刻も、番組表に載せております。供給庁さんには、事前にお渡ししているはずです」


「四分、押しました」


 ガレンが、静かに言った。


「四分」


 ハルドが、少し笑った。

 悪意はない。

 本当に意味が分かっていない笑いだった。


「四分ほどの前後は、生の放送ではよくあることでして」


「こちらでは、その四分で王都の灯りが暗くなります」


「……はあ」


 まだ、分かっていない。


 そして、悪気なく、こう言った。


「いつ終わるかは、見ていれば分かるのでは?」


 ガレンの部下が、下を向いた。

 たぶん、殴りたかったのだと思う。

 殴ってはいけない。


———

 ガレンは、疲れた声で答えた。


「終わってから分かっても、遅いんです」


「なぜです。終わってから、合わせればよいのでは」


「こちらが知りたいのは、国民が立ち上がる数分前です」


 ハルドが、口を閉じた。


 私は表示盤の前に立った。

 書くと、話が人から問題へ移る。


「順に確認します」


 私は書いた。


 放送が終わる

 国民が立ち上がる

 湯沸かし術具が起動する

 術勢の需要が跳ねる


「この一つ目から四つ目まで、どれくらいですか」


 ガレンが答えた。


「一分から、三分です」


「三分で、供給庁は何ができますか」


「貯蔵湖の水門なら、開けられます。即応炉は、間に合いません」


「即応炉は、どのくらいかかりますか」


「炉を温めるところから数えて、十数分です」


 私は、書き足した。


 放送局が知っている刻  番組が終わる刻

 供給庁に必要な刻    その十数分前


「この差が、昨夜の全部です」


———

「番組の終了時刻だけでは足りません」


 私はハルドを見た。


「必要なのは、視聴者の行動が変わる点の予定表です」


「行動が、変わる点」


「番組が終わる刻ではなく、人が立ち上がる刻が欲しいんです」


 ハルドが、初めて黙った。


 若い担当のノエが、遠慮がちに手を挙げた。


「あの……立ち上がる刻、というのは。たとえば、犯人が分かった直後、でしょうか」


「そうです」


 私は彼女を見た。


「昨夜、人が動いたのは、番組が終わった刻ではありません。犯人の独白が終わって、主題歌が流れ始めた刻です」


 ノエが、目を見開いた。


「……あれ、私が進行表で決めました」


 部屋が、静かになった。


「主題歌を、独白の直後に入れました。余韻が出ると思って」


 余韻。

 その余韻で、王都の十万台の湯沸かし術具が、同時に火を入れた。


———

 壁際で、ルドーが短く息を吐いた。


「物語の山場が、術勢の山場になるわけか」


 短い。

 いつも通り、一番いやなところを一言で言う。


「はい」


 私は頷いた。


「嫌な言い方をすると、脚本の構造が、そのまま需要の曲線になります」


 ノエが、自分の手元を見ていた。


 自分が引いた一本の線が、王都の灯りを揺らした。

 その事実は、この日の彼女には少し重い。


「あなたのせいではありません」


 私は言った。


「誰も、その繋がりを知らなかっただけです。知らないことは、罪ではありません」


 私は表示盤に向き直った。


「知ったあとに、何も変えないことが事故になります」


———

「山場の刻を、教えてください」


 私は表示盤に書いた。


 犯人が分かる

 告白が終わる

 最後の戦いが終わる

 主人公の生死が分かる

 重大な報せが出る

 公式の文書が公開される

 投票が始まる

 次回作の告知が出る

 番組が終わる


「この一覧に刻を入れたものを、放送の前に渡してください」


「これを、事前に……外へ出すのですか」


 ハルドの声が、固くなった。


「中身は要りません」


 私は言った。


「誰が犯人かは、書かないでください。書かれても困ります」


 私は、表示盤の項目を線で消していった。

 残ったのは、刻だけだった。


「この刻に、人が動く。それだけ分かれば、供給庁は動けます」


 ガレンが、大きく頷いた。


「それで十分です。私は犯人を知りたくない」


 真顔だった。


「妻に殺されます」


 この人は、たぶん良い夫である。


———

「山場表と呼びましょう」


 私は書いた。


 山場表  放送の前に渡す。刻だけを書く

 押し合図 当日、押した分・巻いた分をその場で伝える


「昨夜のように四分押したら、その場で合図を送ってください。供給庁と、通信事業者と、公式の文書を預かる工房へ、同時に」


「押した、とだけ伝えるのですか」


「はい。何分押したか。それだけです」


 ハルドが、ノエを見た。


「……できるか」


「できます」


 ノエは即答した。


「調整室では、もう分かっています。誰にも伝えていなかっただけです」


 誰かが知っていて、誰にも伝わっていない。

 人類の組織は、たいていこの形で壊れる。


———

 次は、供給庁の話だった。


 ガレンが、表示盤に書いた。


 基底炉   安い。だが、出力を変えるのが遅い

 即応炉   すぐ動く。だが、高い

 貯蔵湖   すぐ出せる。だが、量に限りがある

 隣国融通線 使える。だが、交渉が要る


「これを、どう使い分けるかです」


 私は、少し考えた。


 炉を焚くのは、この人たちの仕事だ。

 私にできるのは、彼らの世界の形を、私の知っている形に置き直すことだけである。


「服務的魔術と、同じ形をしていますね」


「服務的、なんですか」


「遠くの術場を、必要なときだけ借りて使う仕組みです」


 私は書いた。


 年決め契約 一年ぶん先に押さえる。安い。だが、使わなくても払う

 都度借り  その場で借りる。すぐ使える。だが、高い

 自動増設  混んだら自動で増える。だが、増えるまでに刻がかかる


「ずっと使う分は、年決め契約で先に押さえた方が安い。急に要る分は、都度借りで足せます。ただし高い」


「自動増設というのは、便利では」


「便利です。ただし、増えるまでに刻がかかります」


 私はガレンを見た。


「即応炉と同じです。山が来てから温め始めると、間に合いません」


 ガレンが、表示盤を叩いた。


「そうだ。それだ」


 彼が、初めて笑った。


「うちの炉の話は、外の人間にはどうにも伝わらん。あんたのそれは、同じ話をしている」


「同じ話です。安く出し続けるものと、高いがすぐ出るもの。その二つを、どう混ぜるか」


 私は付け足した。


「予測が当たれば、安い方で足ります。外れると、高い方を余計に焚くことになる」


「そして、うちの費えが増える」


「はい」


 ガレンが、番組表を指した。


「つまり、この紙が、うちの費えを決めているわけだ」


———

 術務室の担当者が、手を挙げた。


「そもそも、湯沸かし術具の側を、こちらで制御できないのですか」


 部屋の空気が、少し動いた。


 いい質問だ。

 いい質問ほど、危ない。


「できます」


 私は言った。


「起動を少しずつずらす術式を、家庭の術具に入れる。あるいは、供給庁から遠隔で止める。技術としては、できます」


「では、それが早いのでは」


「やめましょう」


 私は、はっきり言った。


「王国中の湯沸かし術具に、外から命令を届ける道を作ることになります」


 部屋が、静かになった。


「その道を誰かに乗っ取られたら、王国中の術具が、同じ刻に止まります。あるいは、同じ刻に動きます」


 昨夜、王都は、十万台の術具が悪気なく同時に動いただけで揺れた。

 それを、意図してやれるようにする。

 悪い冗談である。


「古い術具の話もあります。更新できない家があります。買い替えられない家もあります」


 私は表示盤に書いた。


 国民の茶を邪魔しない


「今回は、こちら側の準備を良くする方向で考えましょう」


 ルドーが、壁際で頷いた。


「民の湯を止める国は、長くない」


 短い。

 だいたい、正しい。


———

「次は、文書の側です」


 私はテオを見た。

 彼は、昨夜から眠っていない顔をしている。


「昨夜、何人が本体術盤に来ましたか」


「数える盤が落ちたので、正確には……ですが、十万は超えていたはずです」


「その十万人は、何をしに来ましたか」


 テオが、少し考えた。


「……犯人の解説を、読みに」


「読むだけですね」


「読むだけです」


「同じ文書を」


「同じ文書を」


 私は表示盤に書いた。


 王都の本体術盤に、全員を来させる必要はない


「同じ文書を読むだけなら、写しを各地に置けばいい」


———

 蒼帯通信社の担当者が、口を開いた。


「それなら、うちにあります」


 少し、言いにくそうだった。


 この会社は、少し前に大きな事故を起こしている。

 それ以来、この人たちは、こういう場で最初に喋らない。


「各地の街に、盤を並べてあります。文書の写しを置いて、近くの者へ返す仕組みです」


「名前は」


「雲焔と呼んでいます」


 雲焔。


「詐欺の札面の件で出てきた、中継幕と同じ系統ですね」


「……はい」


 担当者の顔が、少し曇った。


 あのとき、この仕組みは悪用されていた。

 本物の置き場を隠すために、中継幕が挟まれていた。


「あれは、隠すために使われていました」


 私は言った。


「本来は、配るための仕組みです」


 担当者が、顔を上げた。


———

 私は、表示盤に絵を描いた。


 真ん中に、本体術盤。

 その手前に、雲焔。

 雲焔の向こうに、大勢の人。


「読みに来た人は、雲焔で止めます。写し文書を返して、帰ってもらう」


 私は線を引いた。


「本体術盤まで通すのは、書き込む人だけです」


「読むだけの人と、書く人を、分けるのですか」


 テオが聞いた。


「はい。分けられるものは、分けます」


 私は書いた。


 写しで返せるもの

  犯人の解説

  登場人物の相関図

  制作陣の言葉

  次回作の告知

  絵図

 写しで返せないもの

  感想の書き込み

  投票

  限定品の購入

  名乗って入る操作


「上は、誰が読んでも同じ文書です。だから、写しでいい」


「下は」


「人によって中身が変わります。あるいは、世界の側を変えてしまう操作です。これは、本体術盤が受けるしかない」


———

「ただし」


 私は、そこで一度言葉を切った。


「番組が終わってから写しを配っていては、間に合いません」


「では、いつ配るのですか」


「終わる前に配ります」


 テオの顔が、こわばった。


「それは……犯人の解説を、放送より先に、各地の盤へ置くということですか」


「はい」


「漏れたら、死にます」


「死にません。ただ、王都中から恨まれます」


 私は書いた。


 先配り 放送の前に、写し文書を各地の雲焔へ配っておく

 封じ鍵 配った文書には鍵がかかっている。刻が来るまで開かない


「文書は先に運ぶ。中身は開けない。鍵は、放送が終わってから開ける」


 テオが、ゆっくり息を吐いた。


「鍵を開けるのは、誰ですか」


「放送局です」


 私はハルドを見た。


「四分押したら、鍵を開けるのも四分遅らせてください」


 ハルドの顔が、少し青くなった。


「……押し合図が、遅れたら」


「犯人の名前が、放送より先に、王都中へ届きます」


 部屋の全員が、ハルドを見た。


「押し合図は、必ず送ってください」


 ハルドは、深く頷いた。

 この人は、たぶん今、初めて理解した。


———

「最後に、書き込みの側です」


 私はテオに向き直った。


 感想の書き込みは、写しでは返せない。

 本体術盤が受けるしかない。

 そして放送の直後には、全員が一斉に書きに来る。


 私は書いた。


 順番門  書き込みは、順番に通す

 待機廊  本体術盤が危うくなったら、外で待たせる

 連打止め 同じ相手が短い間に何度も押すのを止める


「待たせるんですか」


「待たせます。落ちるよりましです」


 私は、少し考えてから続けた。


「待っている人には、あと何人待ちかを見せてください」


「なぜです」


「何も出ないと、人は押します」


 テオが、口を開けた。


「昨夜と同じです。押されると重くなる。重くなると、また押される」


 私は表示盤を叩いた。


「犯人の名前は、百回更新しても変わりません」


 部屋が、少し笑った。

 テオだけが、笑わなかった。


 昨夜、その百回を全部受けたのは、彼の盤である。


———

 その夜、家に帰ると、リゼが茶を淹れていた。


「どうだった」


「放送局と、供給庁と、通信社を、同じ机に座らせた」


「それだけで、一日?」


「それが、一番大変だった」


 私は椅子に座った。


「結局、何をするの」


 湯の音を聞きながら、リゼが聞いてくる。


「本棚に一冊しかない本を、王国中の人が同時に読みに来たら、どうなる」


「潰れるわね」


 即答だった。


「本棚が? 人が?」


「両方」


 正しい。


「だから、同じ写しを各地に置く」


「それ、図書館というより配本ね」


「かなり近い」


 この人は、いつも一言で言い直してくる。

 私が半日かけて説明したことを、茶を注ぎながら言う。


「でも、感想を書きたい人は?」


「その人たちだけ、本体まで通す。順番に」


「並ばせるの?」


「並ばせる」


「みんな怒るわよ」


「怒る。でも、潰れるよりましだ」


 リゼが、椀を私の前に置いた。


「押したくなる気持ちは、分かるわ。開かないと、押しちゃう」


「分かる。だから、人間が押す前提で守る」


———

 次の大型放送は、ひと月後だった。


 『誰が竜騎士を刺したのか』特別解説編。

 犯人の動機を、制作陣が語る。

 次回作の告知もある。


 王都は、また同じ夜を迎えることになった。


 私は、供給庁の監視室にいた。


 壁の盤の端には、今日も紙が貼ってある。

 ただし今度の紙は、誰かが手で書き写したものではない。


 山場表。

 放送局から、刻付きで届いたものだ。


  次回作の告知が出る  放送のはじまりから四十二分

  解説が終わる     五十三分

  主題歌が始まる    五十四分

  番組が終わる     五十六分


「主題歌の刻が、山だな」


 ガレンが言った。


「はい。前回、そこで人が立ち上がりました」


 ガレンは、すでに炉を動かし始めていた。


 基底炉を、少しずつ上げる。

 貯蔵湖の水門は、開ける支度だけしておく。

 即応炉は、一基だけ温めてある。


「一基でいいんですか」


「昨夜のように全部焚くと、余る」


 彼は、盤を見たまま言った。


「余ると拍が乱れる。乱れると、古い術具が壊れる。壊れるのは、だいたい貧しい家の術具だ」


 この人は、前回より落ち着いていた。

 落ち着いているのは、知っているからだ。


———

 放送が、二分押した。


 押し合図が、その場で届いた。


「二分! 二分押しました!」


 職員が叫んだ。


「水門、二分遅らせろ」


 ガレンが、指を動かす。


 同じ合図が、雲焔にも届いていた。

 先配りされた写し文書の封じ鍵は、二分遅れて開いた。


 そして、主題歌が流れた。


 王都が、また一斉に立ち上がった。


 術勢拍の数字が、下がった。

 下がって、止まった。

 危険域までは、まだ距離があった。


 貯蔵湖が、水を落とす。

 即応炉が、一段だけ上がる。

 それで、足りた。


 公式の魔法仮想文書は、落ちなかった。


 読みに来た者は、各地の雲焔で写し文書を受け取った。

 書き込みに来た者は、順番門に並んだ。

 待機廊には、あと何人待ちかが出ていた。


 感想の書き込みは、少し遅れた。

 遅れたが、壊れなかった。


———

 ガレンが、椅子の背にもたれた。


 長い息を吐く。


「今日は、茶にも犯人にも殺されずに済みました」


「犯人は、人を刺してないんですけどね」


 私は言った。


「王都の基盤は、刺されかけました」


 ガレンは、真顔だった。


 監視室の職員たちが笑った。

 前回の徹夜を知っている人間の笑い方だった。


 ガレンが、壁の紙を指で叩いた。


「これは、今日から番組表じゃない」


「では、何ですか」


「うちの盤の一部だ」


———

 帰り道、ルドーが並んで歩いていた。


 なぜこの人が監視室にいたのかは、聞かないことにしている。


「ついに脚本家まで、術勢網の運用者になったわけだな」


「本人たちは、ただ面白い話を書いているだけなんですけどね」


「だから面白い」


 ルドーは、前を見たまま言った。


「人の心が揃うと、世界は揺れる」


 短い。

 その一言で、今回の全部が終わってしまった。

 この人は、いつもそうだ。


———

 家に着くと、リゼが茶を淹れていた。


 湯気が、細く上がっている。

 外は冷える。

 扉一枚の内側だけが、暖かい。


「落ちなかったんでしょ。見てたわよ、公式の文書」


「読めたか」


「読めた。待たされなかった」


 リゼが、椀を二つ置いた。


「ねえ、ユウ」


「うん」


「今日のお茶、少しだけありがたみがあるわね」


「供給庁の人たちに感謝しながら飲もう」


「それ、味が重くなるわ」


「でも、落ちない基盤って、だいたい誰かの胃が重くなってるんだよ」


「嫌なこと言うわね」


 リゼが笑った。

 私も笑った。

 茶は、熱かった。


———

 その夜、私は少しだけ考えた。


 王都を揺らしたのは、魔王軍ではない。

 仕込み術式でもない。

 悪意のある誰かでもない。


 茶を淹れた人たちである。

 犯人の名前を知りたかった人たちである。

 どちらも、まったく正しい。


 人が同じものを好きになり、同じ刻に心を動かされる。

 それ自体は、たぶん、この世界の良いところだ。


 ただ、その良さは、そのまま基盤への負荷になる。

 誰も悪くないのに、盤は落ちる。


 だから私たちは、番組表を欲しがる。

 物語の山場を、刻の一覧に直して受け取る。

 脚本家の書いた余韻を、炉を焚く合図として読む。


 少し、無粋である。


 それでも、そうやって守った基盤の上で、王都の人々は今夜も茶を飲んでいる。

 犯人の動機について、まだ言い合っている。


 王都は、少しだけ壊れにくくなった。

 それだけだ。

 次の最終回までに、どうせまた何かを忘れる。

 そのときは、また番組表を見にいく。


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