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アンシェントウィッチー転生した魔法使いは思考の力を使って戦う!  作者: 月雫-RUNA
転生した魔法使い

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7)ハーティマー家の家族団らん

急いで身支度を整えて、パヴォと一緒に食堂へ向かった。

今日は『洗礼式』だったから、朝は、特別に家族だけでの食事だったけど、いつもは、食堂で騎士の皆と一緒に食べる。

もちろん両親や兄たちも一緒だ。


父と兄たちは現役の騎士で、母も結婚するまでは、国に仕える騎士だった。

母は、今も、何かあるとハーティマー家の騎士として現場に出ることもあるから、毎日の鍛錬を欠かさない。


食堂へ行くと、たくさんの騎士たちが、成人の儀を無事終えた私に、お祝いの言葉を掛けてくれた。


兄たちは、本来、違う領土で騎士として勤めているが、私の『洗礼式』のために、今日だけは帰ってきている。

明日には、自分たちの赴任先に戻ってしまう。

いつもは、夕ご飯の時間に居ないことが多い父も、今日は戻ってきていた。

私とパヴォは、両親と兄たちが座るテーブルに向かった。


「お父さま、お母さま、ラルフお兄さま、トマスお兄さま。

セレスティーナ・ハーティマーは、無事『洗礼式』を終えました。

見てください、ペンタクルです!」

皆が、口々にお祝いの言葉を述べてくれた。


そして、パヴォを紹介して、父に一緒に暮らすことを許可してもらった。

調理場の人たちにも、猫を飼うことにした旨を伝えて、パヴォ用のご飯も用意してもらった。


パヴォに言わせると、聖獣は、何でも食べられるし、食べなくてもそんなに問題は無いみたい。


「家族みんなで、一緒にご飯を食べられるのも、またしばらく無さそうね。

ティナも成人したことだし、騎士になったら、どこに配属されるか分からないからね」

母がちょっと寂しそうに言った。

「大丈夫よ、私はどこに行こうと、お母さまに会いに行くから」

母を安心させようと答えたのに、次男のトマス兄さまが言った。

「まぁ、まずは騎士団の入団試験に合格しないとね」

「まだ、少し時間があるから、最後までしっかり鍛錬するんだよ」

長男のラルフ兄さまが、励ましてくれた。


ううっ、そうね、騎士団の入団試験まで、あと3か月。

しっかりと鍛錬しなくちゃね。

フフ、それに、私は魔法を使えるかもしれないのよね。

だったら、それを使わない手はないわ。

もちろん、バレないようにしながらだけど。


「ティナ、なんか悪いことを考えてる顔をしているぞ」

「あぁ、その顔は何だかあやしいな」

兄たちが私の顔を覗き込むように言った。


「ち、違うわよ。あらためて決意していたのよ。

私、騎士団の入団試験に合格してみせるわ。

絶対に、大丈夫! 私なら大丈夫よ!」

決意を述べた私に、父は、ちょっと心配顔でつぶやいた。

「その自信はどこから来るのか……」


そんな父をよそ目に、母は言ってくれた。

「そう、まずは自分自身を信じてね。

それが、力になって、鍛錬も頑張れるものね」

「そうですよね、お母さま。

私は、自分自身を信じて、最後までしっかりと鍛錬をして、夢を叶えてみせますわ」

「ニャーオ!」

「ほら、パヴォも応援してくれてるわ」

タイミングのいいパヴォの返事に、両親も、兄たちも優しく微笑んでいた。


さぁ、明日からしっかり、パヴォと一緒に魔法の鍛錬をしなくちゃ!

心の中で、決意した。

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