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悪魔の館へようこそ  作者: 気まぐれメイ


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自分が可愛いって知っている人の話

あーあ、まただわ。

本当に、皆情けなくて嫌になっちゃう。

嫉妬ばかりで、逆に感心するわ。


私、ずっと可愛いって言われて育ってきたの。

可愛い顔で、だから、服とか身に着けるものもどんどん可愛くなっていって。

そのたびに、可愛いって周りの人が褒めてくれたけれど、

みんな、まわりくどいのよね。


私の前では、可愛いなんて言いながら、裏ではずっとしんどそうな顔をしている。

好きな人と私が仲良くしてたとか、

好きな人が、私のことを可愛いって言っていたとか、

私のことを、全然可愛くないじゃんとか言う人もいて。


でも、私ね、

いちいちそんなみみっちいことは気にしないの。

だって、私自身が一番、

私は可愛いって知っているからね。


一通り話をされたお客様だったが、

このお客様も結局、気にしていないと言いながら、

たくさん気にしていることが具体的に出てきたわ。

そんな自分の素直な気持ちに気づけないで、

ずっとしんどそうな顔をしているのに、

そんなんじゃ満たさせるわけがないのよね。

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