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悪魔の館へようこそ  作者: 気まぐれメイ


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お母さんをするのがしんどい人の話

「ごきげんよう」

本日のお客様は、頭からつま先まで、とても綺麗にされていて、

おしとやかで上品な方でした。


「ごきげんよう。

本日は、どうかなさいましたか?」

お客様と声のトーンを揃えながら訪ねてみると、

お客様は表情を曇らせ、大きくため息をついた。


話を聞いていると、どうやらこの方の夫が、

あまりに自由が過ぎて困っているのだとか。

子どもが生まれても、その自覚や実感が一切なくて、

好き勝手にしていてイライラするのだと。


そう、お母さんという生き物は、

子どもをその体内で大事に育て、

母性のようなものも自然と育まれていくものだけど、

男の人というのは、なかなかそう上手くはいかないのだろう。

生物学的に、残念ながら限界はあって、

それをもう割り切って、自分のことは自分でやっていかないと、

もう疲れていく一方なのよね。

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