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気が弱い人の話
「私、いっつも人に馬鹿にされているみたい。」
一見、怒っているように聞こえるこの言葉を言いながら、
肝心の本人は、オドオドとしていて、
私に何を言われるのか、内心不安げな様子だった。
「どうして、そう思うのですか?」
話を詳しく聞くために、質問だけを投げかけると、
否定されなかったことに安心したのか、
お客様は、声を大きくして、
これまでにあった話をどんどんとしていく。
いつも、自分が何か失敗をしたり、ちょっとヘマをしちゃったりすると、
何故か物凄い勢いで笑われたり、すごい剣幕で怒られたりしてしまうのだそう。
「他の人の時は、そこまできつくしていないのに、
なんで私の時だけ、皆そんなに言ってくるのだろう。」
人というのは、相手のことをよく察知しているわけなのよね。
この人は、何も言い返せないどころか、
人目を気にして、挙動不審になっているから、
周りにいる人たちも、そんなこの人のことを見下して、
態度が大きくなっちゃっているんだわ。




