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本の仕入れ

 今日は七緒さんと一緒に神田の古本市に来ている。


 本の仕入れのためだ。


 神保町靖国通りの歩道に「本の回廊」が出現し、人々で賑わっている。




「あ、その本は、もううちにあるよ」


「七緒さん、本の在庫全て覚えてるんですか⁉」


「え? 覚えてるよ」


「すごいですね!」


「レン君が来てからは並び順も徐々に分かりやすくなってるし、在庫確認には便利だよ」


「役に立ってるなら良かったです」




「武者小路実篤『友情』とか、どうですか?」


「いいね。化け蛙オトさんが買いそうな本だよね」


「っぽいですね」


 オトさんは文豪の本をよく買っていく。




「あっ、これは自分用に買ってもいいですか?」


 俺は自分の財布を出して言う。


「いいよ~」


 俺は澁澤龍彦の『幻想博物誌』という本を買った。「スフィンクス」や「ゴルゴン」など空想上の生物を説明した本だ。




 仕入れも自分の買い物も出来たし、充実した一日だった。

神保町の古本市、いつか行ってみたいです。

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