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『ボケしか存在しない世界:聖職者たちのご乱心あり:R15版』(改正版)  作者: ひととせ そら


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08.魔物も空もボケるが、でも最強なのは師匠

◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇


なんだかんだそんなやり取りをした後、辺境の村の宿屋へと一泊し、

村はずれの剣の師匠の元へと向かったひなた。


ひなた「師匠~お久しぶりです。今回の依頼の協力頼めます?」

剣の師匠「あぁ、久しぶりだな、ひなた。

魔物討伐のやつか? いいだろう。

では、まずは久々に手合わせといこうか。」


二人は師匠の家の前で剣戟を繰り広げる。


師匠の剣さばきに、徐々に押されていくひなた。

ひなた(相変わらず師匠はつぇーなぁ…。)


剣の師匠「よし、これくらいでいいだろう。行くぞ、ひなた。」

ひなた「あ、はい。」

二人は近くの森の奥へと向かう。


何事もなく、静かな森の中を森林浴をするかのように進む二人。

すると突然、茂みの中から植物型の魔物たちが姿を現した。


魔物の一体がクネクネと動くと、

ツルを勢いよく伸ばした!!


…が、伸ばしただけ。


ひなた「いや、攻撃しないんかいっ!!」


剣の師匠「俺の究極奥義を見よ…!!」

静かに言うと、師匠は唐突に剣の柄をお尻に挟み込み、

華麗にジャンプして魔物へと突っ込んだ。


ひなた「まずどこからツッコめばいい?!師匠ーーー?!」

師匠のボケの渋滞に、ひなたは混乱した。


しかし、その魔物は師匠のその剣技に一撃で爆発四散する。


ひなた(よくわからん変な剣技なのに…

なんか無駄につぇぇえーー!!!)※強いのは師匠


ギルドマスター「お困りのようだな。俺が来たからには安心しろ、冒険者。」

声の方に振り向くと、

ギルドマスターが何かのカッコイイポーズをとって、

植物型魔物に盛大に絡めとられて縛られていた。

ひなた(どこに安心できる要素が?!)


騎士団長「オレに任せておけ!!フンッ!!」

突如参戦した騎士団長が、

盾の尖った下の部分を、ギルドマスターに絡んでいる植物型魔物へと思いきり

『ぶっ刺した』!!

ひなた(盾の使い方ー!!!)


騎士団長「矛が盾。これがほんとの『矛盾ほこたて』だな。」

ひなた「上手いこと言ったつもりかー?!騎士団長ー?!」


そんなぐだぐだな戦闘を繰り広げていると、

辺り一帯が重苦しい空気に包まれる。


突如…空に禍々しい気が帯びて、空に亀裂が入った!!

…が、入っただけ。


ひなた「なにがしたいんだよ?!環境までボケんじゃねぇ!!!」


結局、収拾のつかないまま、

ぐだぐだな戦闘で討伐依頼を終わらせるハメになった…


………


……



◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇

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