08.魔物も空もボケるが、でも最強なのは師匠
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なんだかんだそんなやり取りをした後、辺境の村の宿屋へと一泊し、
村はずれの剣の師匠の元へと向かったひなた。
ひなた「師匠~お久しぶりです。今回の依頼の協力頼めます?」
剣の師匠「あぁ、久しぶりだな、ひなた。
魔物討伐のやつか? いいだろう。
では、まずは久々に手合わせといこうか。」
二人は師匠の家の前で剣戟を繰り広げる。
師匠の剣さばきに、徐々に押されていくひなた。
ひなた(相変わらず師匠はつぇーなぁ…。)
剣の師匠「よし、これくらいでいいだろう。行くぞ、ひなた。」
ひなた「あ、はい。」
二人は近くの森の奥へと向かう。
何事もなく、静かな森の中を森林浴をするかのように進む二人。
すると突然、茂みの中から植物型の魔物たちが姿を現した。
魔物の一体がクネクネと動くと、
ツルを勢いよく伸ばした!!
…が、伸ばしただけ。
ひなた「いや、攻撃しないんかいっ!!」
剣の師匠「俺の究極奥義を見よ…!!」
静かに言うと、師匠は唐突に剣の柄をお尻に挟み込み、
華麗にジャンプして魔物へと突っ込んだ。
ひなた「まずどこからツッコめばいい?!師匠ーーー?!」
師匠のボケの渋滞に、ひなたは混乱した。
しかし、その魔物は師匠のその剣技に一撃で爆発四散する。
ひなた(よくわからん変な剣技なのに…
なんか無駄につぇぇえーー!!!)※強いのは師匠
ギルドマスター「お困りのようだな。俺が来たからには安心しろ、冒険者。」
声の方に振り向くと、
ギルドマスターが何かのカッコイイポーズをとって、
植物型魔物に盛大に絡めとられて縛られていた。
ひなた(どこに安心できる要素が?!)
騎士団長「オレに任せておけ!!フンッ!!」
突如参戦した騎士団長が、
盾の尖った下の部分を、ギルドマスターに絡んでいる植物型魔物へと思いきり
『ぶっ刺した』!!
ひなた(盾の使い方ー!!!)
騎士団長「矛が盾。これがほんとの『矛盾』だな。」
ひなた「上手いこと言ったつもりかー?!騎士団長ー?!」
そんなぐだぐだな戦闘を繰り広げていると、
辺り一帯が重苦しい空気に包まれる。
突如…空に禍々しい気が帯びて、空に亀裂が入った!!
…が、入っただけ。
ひなた「なにがしたいんだよ?!環境までボケんじゃねぇ!!!」
結局、収拾のつかないまま、
ぐだぐだな戦闘で討伐依頼を終わらせるハメになった…
………
……
…
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